「にこにこばかりもしてられない。」
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臨月の妊婦、倒れました。 朝からぐったり。 なんなんだろ。 朝ごはんのあとかたづけもできないまま布団に倒れこみました。
子どもたちがあれやこれや介護してくれる中、 ヒゲくんが帰ってきました。
今からセミナーの交流会だかなんだかにでかけるヒゲくん。 早くからお約束してることなんだろうし、 楽しそうだし、行ってくればいいんですが、 足りないんだよなぁ。ヒゲくん。
子どもたちから、おかあちゃんが青い顔で寝てるよ、と聞いても、 ネットにつないでミクシィに書き込む方が先で リアルで起き上がることも寝返りを打つこともできないおくさんの様子を見て声をかける なんてことには思い及ばない。
「おとうちゃん、帰ってきてるんやけどな。」と、気をもむ息子に、 「呼んでこよかっ?」と説教モードに入りつつある娘のほうが、 よっぽど心強いです。
自分の着替えをとりにやっと2階に上がってきて (あ。こりゃたいへんだ。)と気がついたものの 時間がなくてあせるヒゲくんに、気の利いた買い物なんか頼める余裕はないわけで、 あのズボンはどこだ、ベルトがない、シャツはどこー!と いっぱいいっぱいなオットの様子を横になって眺める。
ミーの炊いてくれたごはんと、夕べ作ったハヤシライスでお昼ご飯を食べたあと、 とりあえずインスタントラーメンを買って来てくれたヒゲくん、 そそーっと、寝室に入ってきて、やっぱりズボンをお召し替え。 行かなきゃ、行かなきゃ、と、そそーっと、寝室の障子をしめながら、 「だ、だいじょぶ?」
・・・・・・。
「大丈夫に、見えるの?」と、聞いてみた。
小さな声で「ミエナイ。」と、言って、障子は閉まった。
足りないねぇ。ヒゲくん。 なにが足りないかちゃんとわかってるかねぇ。
いろいろ考えすぎて悲しくなってしまうのがイヤになったので、結婚指輪をはずして寝た。
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