「にこにこばかりもしてられない。」
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2002年06月16日(日) 大将、タマシイの肉

父の日祭りをヒゲ君の実家ですることになった。
ついては、松阪牛のステーキでお祝いをしようという。
塊で買ってきてーとお使いを頼まれた。

いつもの肉屋さんに電話する。
うまい肉と言われると私が行くお店だ。

「あのー、ステーキ用のお肉を塊でわけてもらうことって、できますか?」
「どのくらいいるの?」
「えーと、大人13、4人分なんですけど。」
「ちょっと待って、大将に代わるわー。」

「もしもし!ステーキ?」
「はいー。」
「塊でって、切れるんか?」
「はい。よく塊で買ったお肉を自分とこで切って、
専用の鉄板で焼くようなおうちに持っていくんですー。」
「ほぉ。何人やって?」
「大人13、4人分くらい。
あんた松阪なんやから、松阪のおいしいお肉買ってきてって言われてー。」
「うむ。2キロいっとこか。うちの肉はな、牧場直営やから、安いしうまいで。」
「あ、直営なんですか。知らんかったぁ。」
「娘が牧場に嫁いでるからな。ええ肉ばっかりや。」
「うん。おいしいのは知ってるー。だから、松阪のお肉って言われて、電話させてもうたのー。」
「ふっはっはっは!よっしゃ。ほな、サーロインでええな?」
「はいー。グラムおいくらですか。」
「一キロ1万5千円や。」

グラムって聞いてんのにキロで答えられて、
一瞬とんでもない値段かと思った。
100グラム1500円か。
高いけど、松阪牛のサーロインなら、安い方の値段だ。

「あ、じゃあ、それで、2キロ、お願いします。」

用意しておいたもらったお肉を取りに行ったら、
大将が奥から顔を出した。

「ものすご、ええとこ入れといたぞ!」
「あ、そうなんですか?」
「ほんまやったら、7、8万する、一番ええとこいれといたった!!」
「ええええっっ!!いいんですかーー!!」
「かまへん!持ってけ!」
「ありがとうございますー!大将の心意気、ありがたくいただきまーす!」
「おぅっ!うまいぞぉー!」








ほ、ほんとに、うまかった。
しーんと黙って食ってしまった。


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