「にこにこばかりもしてられない。」
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| 2001年12月02日(日) |
1万7千円の転嫁で危機回避 |
「出かける前に、掃除機だけちょっとかけていく。」
と言ったら、
「じゃあ、もう、先に行ってる。時間がないから。」
と言われた。
「ものの5分ですむけど?」
「時間がなくなるから。」
ふーん。 勝手にしろ。
ヒゲ君は一人ででかけていった。
出掛けに女の支度で男がイライラするのは世の常だが、 何も私は、化粧や衣裳選びに時間をかけているわけじゃないのだ。
君達の食べるものを作り、用意をし、後片付けをし、 君達の汚した服を洗い、干し、たたみ、 君達の散らかしたあとを片づけているのだ。
ひとりで。
君は遅い朝食を食べ、 新聞を何度も読み、 昼食を催促し、 一人ゆっくり風呂に入り、 持って越させた着替えに着替えて、 さて、チラシで見た住宅展示場にでもいくかな。 などと、一人で考えていたのだろう。
べつにいいさ。 買いもしない住宅を見に行ったって。 べつにいいさ。 出かける前にうちの中を片づけていかなくたって。
ああ、このヒトは、何にも見えてないのだな、とは思う。 自分の事以外は、知ったこっちゃないのだな。 手伝ったり、気遣ったりしないのは、 何も、傲慢だからではなくて、 見えてないだけなのだ。 わからないから、しないだけなのだ。
悪気はないのはわかっている。 だがしかし。 その身勝手な物言いと態度に腹が立つ。
携帯の着信拒否設定をして家を出る。 私は図書館に用事があると朝から言っている。 子供達を連れて図書館に行く。
本を選んでいると、やつが来た。 「何度電話してもつながらないよ〜?」
口も結んだまま、他人を見る目で一瞬夫を見て、書架に目を移す。
「あ?おこってんの?おこってんの〜?」
無視である。 彼は私に完全に無視されたことがただの一度もない。 どんなにハラワタが煮え繰り返っていようと、 私は必ず返事をする。
だが、今日は無視だ。
あきらめたか、絵本館にいる子供達を見に行ったようだったが、 子供達は絵本を選ぶのに夢中で父にかまわなかったらしい。 また私の後ろに立ち、ぼそっと、 「いってきます。」 と言ってどこかに消えた。
このまま、うちに帰るのやめようかな。 戻らないでおこうと思えばそれまでだな。 すべての縁を切って生きなおすこと、できなくもないな。 自分の体と子供達さえいれば、どうとでもできる。 「夫」の存在は、私の中で案外小さいのに気づく。 もっと大きいかと思っていたのに。 10年かかって大切にはぐくんできたであろうはずの何かを一瞬で切り捨てる。 勢いと言うのは恐ろしい。
取るに足らないことなのにね。 でも、怒りが収まらない。
おさめなきゃ。 おさめなきゃ。 でも、我慢が、表面張力状態。 もうあふれる。 どうやっておさめよう。
本屋に行こう。
ずっと図書館で順番待ちをしていた本が、 今日も書架になかった。
買おう。
子供達がそれぞれ1冊づつと、 小林よしのりの「戦争論」と「戦争論2」、 それに対抗する「戦争論・妄想論」 井沢元彦の「言霊の掟」 村上龍「おじいさんは山へ金儲けに」 イスラム関係1冊、 パソコン関係1冊、 料理本3冊、 それから、 川上弘美「溺レる」「センセイの鞄」。
本当は、この3倍くらい気になる本があったのだけれど 持てないので、とりあえず、これだけ。
「17,474円になりますー。」
ちっともすっきりしないまま、 うちに帰って、カキ鍋を作って家族で食べました。
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