「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年09月17日(月) 狗肉羊頭

夕方ご近所マダムから電話がかかってきた。
この人から電話かかってくるなんて、珍しい。

「ゴメン!ホントに、突然ゴメン!」

な、なによ。

「あのさぁ、道向こうにさぁ、アイスクリーム屋ができるの知ってる?」

あ。アレ、やっぱアイスクリーム屋さんかぁ。
どうもあのボケたピンク色の外装がそうだと思ってたよー。

「あれさ、うちの会社の系列でサ、ほら、かどの、ホラなんていったっけ、あの人!」

だだだれよ?

「ホラ!けんちゃんママ!」

ああ。おーさん?

「そうっ!あのひとが、きゃおちゃんしかいないって!言うの!」

・・・・・・・・話が走り幅跳びして見えない。
なんのことだ。

「22日オープンなの!助けて!」


私の脳裏に、銀色のアイススクープを片手に、
ボケたピンク色のメイド服ユニフォームを着て、
アイスをすくってる自分の姿が浮かんだ。


かはぁッ!(←軽く吐血)



「も、私のイメージではきゃおちゃんぴったりなの!」

アホな!

「学生相手だし、誰でもいいってわけにいかないのよっ!」

だからって、あのカッコが、私に似合うとどーして思うんだオメーはー!

「ダメ?22日から!」

あのさ。
声かけてもらったのは、すごーくうれしんだけど、
うち、子供付きだよ。
子連れでできる仕事じゃないでしょ?

「あれ?子供って、いたっけ?保育園じゃないの?」

来年の4月だよー。それまでいるよー。
残念だけど、ダメだなぁ。

「がくぅ。そーなんだぁ・・…私の中ではもうきゃおちゃんで決まってたのにぃ・…。」


き、決めんなってー!
わたしゃあ、ああいう、ピンクのプリプリ・キャピキャピ系の仕事は、
じんましんが出るのでずぇーったいにできーん!

「えー、なんでよう!あきらめないからねー!4月にもっぺん電話するー!」

いやじゃ。
人を見た目で判断してはいけません。


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