a fish called datsu -だつという名の魚-
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2002年07月11日(木) 窪塚洋介≒吉田栄作説 そして日本映画のDVDに字幕を!**

 『GTO』で窪塚洋介に人気が出始めた頃、彼よりも同じく生徒役の池内博之の方が注目されていたと思う。だが、いつの間にか二人の知名度は逆転していて、池内のフルネームを思い出すのに時間がかかってしまった。
 しかし窪塚が大ブレイクした『GO』以降、インテリ振るのが板に付いてないのに政治的な発言をしたりする彼に違和感を感じていた。しかし、それは彼が叶恭子と付き合ってるという話を聞いて、彼の本質みたいな物が見えたような気がした。吉田栄作である。それも90年代初頭の。
 窪塚洋介からは、成り上がろうという意気込みを痛烈に感じるのだ。本人が特に「成り上がってやる!」と言ったという話は聞かないが、その交友関係とか発言を読むと政治家とか目指してそうだし。そして、決め手はその女の趣味だ。今は知らんが、往年の吉田栄作の成り上がり指向発言には様々な伝説があるが(「好きな花はかすみ草。それはオレがメインフラワーだから」とか)、それを彷彿とさせる。
 吉田栄作はよりビッグになるために、皿洗いをしながら修行しにアメリカに出た。まあ、ビッグになり切れずに帰ってきたわけだが(『マネーの虎』の司会という仕事が今の栄作の立場を象徴しきっている)。
 窪塚もアメリカに皿洗いの修行に出るのだろうか。いや、出ないだろう。窪塚は栄作の影響について言及していないが、より反米的な立場をとっている小林よしのりの影響を強く受けていると本人も語っている。そんな窪塚がアメリカ皿洗い修行の替わりにどんな修行に出るのだろう。『GO』の原作者、金城一紀との対談で平和を守るために日の丸を背負うと語ったように、PKO活動でもするのだろうか。老婆心ながら気になる。

 ああ、久しぶりに書いたのに、「日本映画のDVDに字幕を!」を書くのを忘れるところだった。
 2ちゃんの『邦画って声が小さくて聞き取りづらくねェ?』と言うスレッドでも、日本映画のDVDに字幕を付けることに色んな意見が上がっている。聾唖者だけでなく、健聴者でも日本映画は声が聞き難いと感じる人がかなり多いようだ。日本映画のDVDでも日本語の字幕を付ければいいのに。日本映画のDVDに字幕が付かないのは、コストをケチってるからなのか。アメリカだったら、会社にもよるけど英語を喋ってる映画でも英語の字幕が付いてるのに。
 耳の聞こえない人には、字幕が付いてるのでよく分かる洋画はよく見るけど、邦画には字幕が付いてないので余り見ない人が多いのだそう(外国でも自国の映画より、よその国の映画に詳しい聾唖の映画ファンは多いらしい)。分かり易さと邦画の人気を高めるためにも、字幕の導入を検討して欲しい。

後日談(2002/07/15付)
 しかし、こういう話を書かせたら、私よりもずっと分かり易くて、なるほどと読ませるナンシー関って、本当にすごい人だったと思う。祈冥福。
 ちなみに、栄作のバンドの名前は\100parkingというらしい。ネットで調べたときに分かった。

後日談(2002/11/14付)
 その後、窪塚はより遠いどっかに行ってしまったようだ。


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