a fish called datsu -だつという名の魚-
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2000年09月28日(木) 長野県の人、ご免!

 昨日書いた『純愛時代』を読んだ。「モノ語り」というよりも、心の病に今時の恋愛に関する心の微妙な動きを絡めたものといった感じがする。中でも、第3章の「マーガレットのある部屋」が心に残った。詳しくは書かないが、この患者は昔は問題があったとはいえ、いいお父さんだと思う。そして恋人の保母さんが患者を思う気持ちも素晴らしい。

 映画日記のことでアニからメールを貰う(と言っても数日前だが)。昔からある方の劇場は、2軒(3軒?)しかないことにあぐらをかいていて、昔から企業努力が足りないと思っていたらしい。アニの地元でも、そのシネコンができて半年で5件の地元劇場がつぶれたらしい。こちらの方も時間の問題かも知れない。詳しくは、こちらや丸山一昭の『世界が注目する日本映画の変容』(草思社)をおすすめしたい。後者はテレビ局の取材を著者の古巣とはいえ、映画製作では余りパッとしないテレビ朝日でやってるのは考え物(観客動員だとフジテレビ、新人の発掘育成だとWOWOWが一押し)だが、とても興味深く、またおもしろく読める。立場は違えど、それぞれが熱意を持って映画に取り組んでいるのがよく分かる。

 長野県の知事選挙は今日告示だったらしい。もし私が長野県民だったとしたら、田中康夫に投票するのは嫌だなあ。あんなペログリ(打ってて恥ずかしくなる言葉だ)いわしてる奴が知事になったら、横山ノックみたいにセクハラはしないだろうけど、女性問題で失脚しそうだ。本当にセクハラなどをしなくても、政敵にとって隙がありあり。ボランティアとか市民運動をしているところは買うけれども、性的にだらしのない奴は嫌いだ。だからといって、あの「ミズスマシ知事」の後継者に投票するのも、もっと嫌だな。そしたら共産党候補か、もう一人(余りよく知らない)か、それとも棄権かのどれかだな。って、まったく大きなお世話か。まあ、それだけよその県民にも関心を呼んでる事件だからね。

 「いなし系日記(仮)」と言う題はやめました。「いなす」って言葉には、逃がす、帰らすと言う意味もあるんだもの。新しい題は映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』の原題にちなんでみましたが、本当に「だつ」って魚はいます。

 後日談(2001/05/16記)
 『世界が注目する日本映画の変容』では、テレ朝の事例は失敗例として取り上げられていたということを再読して気付いた。


だつ |MAIL
ゆにばーさる日記すくえあー
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