「ヘヴン」2001アメリカ+ドイツ+イギリス+フランス 監督:トム・ティクヴァ 出演:ケイト・ブランシェット/ジョヴァンニ・リビージ/etc.
やー、もうね、何から何までたまらなくスキなのですよ、ヘヴン。サイコー☆ 公開時はほとんど宣伝がいきわたってなくてあまり話題にものぼらなかったけど こーいういい作品が売れないのは世の常でありまして、DVDが出たこの機会に 映画関係者の皆様にいっぱい売って欲しいと思う訳です。そーいう映画。 テープレコーダーを通してきもちが伝わっていくってのもステキだし、 特にいいのが脱走してからラストまで。ほんとになんでしょうかね〜ステキ! いろんなものを削ぎ落として(髪までも!)延々とつづく丘を2人が走る姿。 映像美といい、いちいちロマンチックな演出がたまらんです。前2作の時も 思いましたが、カメラワークが独特(近い近い&廻る廻るカンジ)なトコと、 ものすごくマッチした音楽(それでいて静か)と、溜息しか出ないラストと、 トムティクヴァさいこー!と。そーいうことです。 ラストの音無し。ヘヴンへ向かう2人。史上最高のラストシーンではないかと。 誕生日が一緒、名前が一緒(フィリップとフィリッパ)、そんな偶然だけで 全てオッケーでしょう。自分の誕生日に愛する人が何をしてたか憶えているなんて そんなステキ☆ありえませんもの。サイコーの出会いですね。ステキすぎる! 父のセリフがまたね。息子を愛するきもち。親ってたまんねーわ。 「なぜ最も大事な瞬間に、人間は無力なのだろう」
個人的☆人生の大切な1本であります。
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