おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2003年11月22日(土) 『春夏秋冬...そして春(仮)』@有楽町朝日ホール

"第4回東京フィルメックス"
『春夏秋冬...そして春(仮)』2003韓国(オープニング作品)
監督:キムギドク
出演:オヨンス/キムジョンホ/ショジョギョン/etc.

かなり間近になって、キムギドク監督作品が上映されることに気づいたので
(しかもオープニング作品だし)行けるかどうかわからなかったのですが、
無事当日券で入れました。てかすごい人がいっぱいだよーーー
キムギドクと言えば、『魚と寝る女』ですが、私はこの作品が大好きなので
すごく楽しみにしてました。春夏秋冬...というタイトルは原題のままなのですが
このままでいってほしいような気がします。そんな作品でした。
『魚と〜』ではあの痛いシーンが有名ですが、今回の作品はそんなにグロい
とこもなく、風景の美しさとか、色彩のすばらしさとか、やっぱ映画って
こうじゃなくちゃ!みたいに思うトコが満載でステキな作品でした。
共通点として、湖に浮かぶ建築物がありました。この寺の庵に、周りの静寂と
修行の厳しさと、キーンとした空気を感じられました。
圧巻なのが、寺に文字を描きまくるとこ。あーいう発想ってスゴイと思います。
この日は監督の舞台挨拶もあったので、この作品に関してのいろんな話しが
聞けてとても興味深かったです。なんかとても真面目な監督だと思いました。
抽象的な表現が内包する深い意味がたくさん隠されている映画だと思いました。
次回作は日本の飛鳥時代のことを描きたいそうです。楽しみだなーいろいろと。
つーかやっぱ最近の韓国映画界ってすごいわぁ〜!


 past  INDEX  will


くり [MAIL] [HOMEPAGE]