おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2003年10月24日(金) 『壁あつき部屋「BC級戦犯の手記」より』@世田谷文学館

『壁あつき部屋「BC級戦犯の手記」より』
監督:小林正樹
脚本:安部公房

観たのは10/25の昼です。定員満員でした。安部公房展のイベント。
安部公房マニアなので行かずにはいられませんでした。これは初観。
昭和31年11月に特集が組まれた松竹新聞のコピーも配られました。
500円なのになんて親切なのかしら。昭和28年に完成してたものが
当時一度、国際情勢上公開中止になったりと大変だったみたいです。
知ってる女優さんとか岸恵子が出てました。綺麗の度合いがすばらしい。
厚い壁の中の真実について。戦争について。真の犠牲者とは誰なのか。
深く考えるべきことがいっぱいでした。辛いです、いろいろ。
どこか渇いているのは、安部公房の脚本の賜物では、と思いました。よいね。
今回この貴重な作品を観れてほんとによかったです。


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