おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2003年05月28日(水) 『セプテンバー11 11'09"01』@銀座テアトルシネマ

『セプテンバー11 11'09"01』
監督:サミラマフマルバフ(イラン)+
   クロードルルーシュ(フランス)+
   ユーセフシャヒーン(エジプト)+
   ダニスタノヴィッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)+
   イドリッサウエドラオゴ(ブルキナファソ)+
   ケンローチ(イギリス)+
   アレハンドロゴンザレスイニャリトゥ(メキシコ)+
   アモスギタイ(イスラエル)+
   ミラナイール(インド)+
   ショーンペン(アメリカ)+
   今村昌平(日本)

世界11ヶ国、11人の監督による11本の11分9秒1フレームの短編集。
2001年9月11日に起こったあの悲劇をテーマにそれぞれの解釈で撮った
短編で、2002年9月11日の深夜にTVで放送されたものです。
自分はその時に観逃したのですが、良かったとの話しを聞いてずっとずっと
気になっていたのがよーやく劇場で観れると知り、レイトショー観てきました。

世界平和のためとか、戦争反対とか、声高に叫ばれると拒否反応が出てしまう
のですが、これは、それぞれの解釈の仕方が違うのがとても面白かったです。
同じ時間なのに感じ方の違いで時間の長さは変わるもので、この長さがとても
ここちいい作品や、短編なのに長いと感じさせる作品や、もっと長いのを観たい
と思わせる作品や、いろいろでした。説教臭くてむず痒いのとかもありましたが、
遠回しの表現によってかえって平和に対するきもちが伝わるものもありました。
この際、テーマとかはまぁどーでもいいのですが(よくはないのですが)、
これだけ豪華な監督陣を一気に観れるというのは、単純に嬉しいものでした。
長短にかかわらず、やっぱりスキな作品を撮る方のものが自分の肌に合いました。
特に良かった「りんご」のサミラマフマルバフ、「男と女」クロードルルシュ、
「アモーレスペロス」のアレハンドロゴンザレスイニャリトゥなどなど。
上に挙げた順番にやったと思うのだけど、途中ものすごい睡魔に襲われてしまい
観てないとこもあります。そんでずーっときて最後に日本の監督のアレ(笑)が
きちゃって、一体これがアリなのかナシなのか自分ではよくわかりませんが、
とにかく衝撃度はスゴかったです。トモロヲがものすごいです...。ネズミ。
今となってはあぁこれはやっちゃった...?みたいに思うの8割かな〜みたいな。


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