おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2003年05月10日(土) 『まぼろし』&『デュラス愛の最終章』@三茶中央シネマ

三茶中央シネマの2本立てです。

『まぼろし』2001フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:シャーロット・ランブリング/etc.

「まぼろし」は2回めです。
スキな監督の作品は何度でも観たいのでまた観にいきました。1回目に観た時とは
また違った観方をしました。今度はいろんなことをふまえ夫の表情をばっちり
観ました。それにしてもオゾン監督はいろんな映画を作るなーって感じ。
だけどやっぱりラストをあーいう風にもってくるのはなんというか、オゾン監督
らしいというか、それにしてもいじわるなんですねー(苦笑)
海岸で砂をつかむシーンはほんとに奥が深いなぁと思います。この喪失感ったら...

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『デュラス 愛の最終章』2001フランス
監督:ジョゼ・ダヤン
原作:ヤン・アンドレア
出演:ジャンヌ・モロー/エーメリック・ドゥヌリニー/etc.

某雑誌の古館いちろーの連載でのゲストで、加賀まりこがこの作品のことを
話してるのを立ち読みし、それからなぜかずっと気になっていたので丁度いい
機会でした。作家である彼女と、そのファンである38才年下の彼の、その2人の
生活についての映画でした。実際すごいスキな映画でした。もうデュラス役の
ジャンヌモローが素晴らしすぎました。だてに大女優じゃないなーっつーか。
ほとんど2人しか出てこないのだけどそれで充分!いちいち重みがあるし、
う〜んわかるわぁ〜ってのが満載でした。2人で音楽を聴いてるシーンとか、
話すことばをヤンがタイプしてる2人並んだ姿とか、たまらんでございます♪
普段だったら流すよーな雑誌の一文をなぜか憶えていて、それがまぼろしとの
2本立てで、気にしてて観たらすごいよかった〜っていうパターンは、運命を
感じてなんかすごいいい出会い&発見だなぁと単純に嬉しくなります。
観ないで人生終わっちゃうってこともあるんだもんね。そういうものがどこかに
あるんだろーなぁと考えるだけでわくわくして、いいもの探しの旅は続くんだなぁ
みたいな。こうやって考えると今まで出会ってきた自分のスキなものは、奇跡ね!
と思えます。ほ〜んと楽しいことです。

で、1本で観るのとは違う醍醐味があり、2本立ての妙というか、それが
楽しみでもあったりするのだけど、今日の2本も立て続けに観るとよくわかる
2つの映画の共通点をいっぱい発見して別の楽しさも!
ここの館主、ほんといいなぁ〜♪とひそかに感謝してるのであります。


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