おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2001年06月28日(木) 「g:mt」@日比谷シャンテ・シネ1

「g:mt」(greenwich mean time)
1998年/イギリス映画
Directed by John Strickland
Written by Simon Mirren
Music Composed by Guy Sigsworth

今日は久々に映画を観にいった。
ぴあの満足度ランキング1位だったこの「g:mt」が気になって。
今週中で終了だったのでいってみました。

これがすご〜〜〜くいい映画で大満足!!!
イギリス映画。高校を卒業してそれぞれがいろんな道に進んでいくのだけど
そのなかに音楽へすすむ者(バンド)やカメラマンの卵やそれぞれが将来に
向かって、夢と現実の生活の狭間で揺れ動く...という感じの映画。
なかなかバンドがうまくいかず、ビジネスとしてとらえてる業界とぶつかった
り、突然彼女が妊娠してしまったり、不慮の事故で過半身不髄になったり。
ものすごくいいトランペットを吹くのに少しのずれからバンドをやめヤク中に
なるビーン。写真がほんとに大好きなチャーリー。嫌なヤツだけど、心から
このバンドを認めてるサム。ほんとにいい奴なリックス。いろんな愛すべき
人たちがでてくる青春映画です。
私は、不器用な生き方しかできないビーンに応援体制な感じ♪

底抜けに明るかった車椅子の友の思いがけぬ不幸。チャーリーのこれから
始まる車椅子生活に対する抵抗。バンドの方向性を変えさせられることに
自分の存在を重ね、そのプライドと現実とに向かうどうしようもない感情。
いろんなことが胸につきささり、涙がとまらないとこが多々あった。。。
そしてまた音楽がとてもよいの!特に、トランペットの音が感情を刺激して
かなりぐっときた!LESTER BOWIE(レスターボーイ)というトランぺッター
らしい。99年に亡くなってしまったらしい...(淋)。合掌。
それにしても楽器というのはなんであんなに感情が出るのかしら?
まぢでこの映画のサントラ買おうかしら?すごくよかった!
いろんなことを考えさせられるとてもいい映画でした。
私のオススメものがまた増えてしまったわっ。
無名な感じの役者陣もある意味リアルでとてもよかったです。

やっぱ映画っていいものですね!
そしてちらし&予告編でまた観たいものが出てくるんだよなー。
とりあえず夏休みロードショーの『蝶の舌』とあのリバーフェニックスの
妹?サマーフェニックス主演の『エスターカーン めざめの時』が気になる!

それと今週末からユーロスペースで勅使河原宏特集だ!やったね!

映画の中のセリフ。
Death is an absolute...There ain't nothing absolute about life.
The minute you want out the door's always open. by CHARLIE


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