バレエレッスンでのお話

わが師は「アンタ、引退したら役者になったらいいんとちゃう?」と思うほどの超弩級の演技派である。

で、レッスンでいきなり
「良く変人って言われるんですけど。」って、言い出した。
いや、変人には見えない、「天然」なだけだ。

「ただ、こうして手を動かすんじゃなくて、何かイメージすると全然違ってくると思うんですよね。例えば指先で虹を描いてるように、とか」

虹ですか?

「いや、虹で無くても。。。流れ星がきらきらっと尾を引いてるとか」

(;^^A

「みなさん、昼間働いてて、帰りにレッスンに来て、なかなか直ぐにはバレエに切り替われないですよね?。私も電車に乗ってあちこちの稽古場に行って、例えば(白鳥の)王子をやるとして、直ぐには王子になれないです。だから10分位こーやったりあーやったり(ストレッチの仕草)してるうちにその気になるんですね。」

(脈絡ないけど、そういう会話だったので、そのまま記述。)

話には笑っちゃったけど、普通の男から「先生に」「王子に」あるいは「バカ息子(わかる人はわかる)」への変身過程を聞いた気がする。
なんか、意外と普通なんだなあと、思ったり。ちゃんとこの人にも切り替え儀式があるんじゃん。けど当たり前ですかね。
2005年08月04日(木)

毎日が過ぎて行くから / izumineko

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