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ハウルの声は / 2004年12月24日(金) |
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ビックリするほど、キムタクでは無くてハウルでした。 2日前に突然、指定席券を知り合いに譲ってもらってしまい、その時間に行くはずだった歯医者さんに予約の時間をずらしてもらって、なんとか出発しました。でも、そもそも初っ端からツイてなくて、余裕で出られたのにバタバタ、駅で人間違いはする(爆)、自販機に千円入れるとつき返される(偽札かい)、電車は待ち合わせばかり、久しぶりの渋谷でハチ公がどこにいるのかわからずウロウロ。15分遅れやっと飛び込んだら、まだCM中でホッとしました。久々に本気で走りました(笑)。 そして、『ハウルの動く城』がやっと観れた。 実はハウルは宮崎アニメにない美形だと思ったんですが、キムタクの声ってどうかなぁと思っていた口です。普段の木村君はどっちかというと意志の強い、しっかりした雰囲気があるので。 でも、始まったら、キムタクだということを忘れました。声がとても優しくて、艶がある。謎めいていたり、繊細だったり、弱虫だったり、悪魔のように強かったり、傷ついていたり、どんな声でも、ハウルでした。 後で、キムタクファンには浮ついた感じがして、あれはキムタクでは無いからちょっと、という感想が結構あると聞きましたが、あれはキムタクでは無いからこそ価値があると思います。 というか、私、初めて、役者として凄いんだと思いました(木村君、ごめんなさい、今更で)。 そして、荒地の魔女にちょっと一緒に空中散歩を楽しんだだけで、90歳のお婆さんになってしまう呪いをかけられたソフィー。最初の意固地なくらい真面目なイメージより、90歳の体の方が可愛かったですね。体は硬くても考え方はとてもソフトになっている。 そして、家にはいられなくなって、ハウルの動く城で、掃除婦として、俄然元気に働く姿は、良かった。 弟子のマルクルは神木隆之介君だで、可愛かった。少年の役を本当に少年の彼(11歳)が演じているんだけど、上手いです、とにかく。 炎の悪魔カルシファーも、荒地の魔女(三輪明宏さん)もユニークだったけど、かかしのカブ役が大泉洋さん!カブ、一本足で飛び跳ねて来るのがお気に入り。そして、実はタキシードを来た蕪頭のかかしなのには訳があるのも素敵でした。 ただ、この話の根底には、常に戦争があって、動く城はいらないもの、玩具の寄せ集めみたいで可愛いのに、戦艦や飛行船はとてもグロテスクに感じられた。どっちが敵でも味方でもなく、人殺しをしているというのは、よくわかる。戦争は醜い、兵隊や戦艦を称えて送り出す市民たちには違和感を覚えた。そして、理由はわからないけど、楽しそうに戦争している国王や、王室つきの魔法使いでハウルの師匠もいただけない。あっさりと止められる戦争なら最初からしなければいいのに。 荒地の魔女も、王宮にやっと招かれて、魔力では無く自分の力だけで長い階段を登らせられて、体力を消耗し、点かれきったところを罠に嵌められ力を 奪われて、ただの老婆になってしまう。それをソフィーは動く城に連れ帰って、やさしく面倒を診る。 このストーリーの悪役はむしろ戦争そのもの。ハウルがどんなに飛行船を落としても、戦争は終わらない。ただ、傷ついて、自らが間魔王化していき、人間の姿を失っていくだけなのだ。 最後はハッピーエンドだったけど、納得がいかないものは残る。 でも、あんな素敵な法使いがいて、開けるたびに違う場所につながってるドアや、洗濯物を干すのを手伝ってくれるかかしや、フードをかぶるだけで、老人に変身できる可愛い弟子や、口の悪い炎がいたら、素敵な生活だ。 これはちょっとトキメク映画です。 いくつになっても恋はしていたい、それは確かな事です(笑)。 |
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