◆KALEIDOSCOPE◆ |
◆Written by Sumiha◆ | |
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守護者 | 2005年11月05日(土) |
◆メンテナンス情報 下記内容で全サーバーを対象にメンテナンスを行います。 ○時間:2005年11月17日(木) 2:00 AM〜4:00 AMの間の60分程度 ○内容:上位ネットワーク回線の増強メンテナンス 以上引用。上記日時にサイトへアクセスしにくくなります。平日で真夜中なので大丈夫だとは思いますが、サイトに飛べない場合は時間を置いてまたいらしてください。ご迷惑をおかけします。 ◆仔猫の里親募集中 記事にリンクつなげるよりもっと効率的な方法があるのですが。うーんうーん。 ◇雑談 我が家のミリーナさん(仮名)が不機嫌で困っている住刃ですこんばんは。安物だったからいけないのか(仮にもミリーナさんを安物呼ばわり)(だって税抜き価格で約980円。何故「約」なのかは値段うろ覚えだから)(安物にミリーナと名前をつけるほうが問題ですか)、マウスとパソコンの接続が上手くいかない。マウスを動かしてもカーソルが無反応、クリックにも反応しない。線が切れたかな。コードを動かしてるとたまに反応するんですが、本当にたまに。買って二年で壊れたか。光学式マウスだからボール無いし掃除しなくても大丈夫そうだしでもう買い換えなくても大丈夫♪ と思っていたのになあ。安物だからじゃなくて、つなげているノートパソコンが悪いのか。S0NYのVAI0で真っ黒。命名、赤髪魔王。マウスがミリーナさんだから獣神官じゃないよなって。名前がダメだったんですかミリーナさん。それならそうと言ってくれなきゃ! 今更改名できないよ! 新マウス買わないとな。また銀色ボディの。ミリーナ二号。「私は二人目だから」と無表情で言ってほしい。ジャンルが違います。本当はガスガスぶつけたり落っことしたのが悪いってわかってるんですけどね。解決! あああごめんミリーナわざとじゃないんだ勝手に落ちたんだ! 謝ってない。出費がかさんでいく〜。 人狼? だったかなあれは。海外産のゲームをレトロインク風に変えたような、レトロインクの新しいゲーム、バレット(調整中)とハミル。参加してません。毎日チェックしないといけないなんて無理! いつ沈むか戦々恐々としている海にも毎日は行けていないのに。面白そうではあるんですが。そう言えば来年は戌年ですが冬のガリレオ(酉年)は酉年のままなのだろうか。毎年名前を変えるのもそれはそれであれだ。こそあど言葉多用。「母さん、あれ取って」「はいはい」な感じ。何の話だ。剣士とリナもこんな感じの会話をしてそうですが、赤髪魔王とリナもしてそう。いや剣士さんと赤髪魔王がリナに母さんなんて呼びかけてるという意味ではなく。どんな状況になったらそうなるのか想像できません無理。えーと思考がフリーズする前に話題を変えよう。二組の違いはリナの反応です。剣士さんになら素直に渡しそう。赤髪魔王にはなんであたしがと散々文句言いつつ渡して、渡したあとに貸し一つねと言いそう。その後高齢の、違う恒例の口喧嘩に発展。高齢の口喧嘩って何さ。還暦迎えても同じレベルの口喧嘩してるんですかお二人さん。それはそれで萌える(かわいそうなことに本気)。いいんですわかってます末期なんです。好きなんだからしょうがない。末永くお幸せに! 一瞬そんな小説書いてみたいと思いましたが思いとどまりました。誰が読むんだ。私は読みたいけどね!(かわいそうなことにかなり本気) 今朝誘拐された夢を見ました。これじゃ二重の意味があるな。今朝方に夢を見て、その夢の内容が誘拐されたというものでした。オフの友人一名と一緒に誘拐されてました。何だったんだあれ。地元とはやや離れた駅が出てきたり誘拐されてたのに電車に乗ってたりのんきに電話で警察に連絡してたり。助けを求めるならもっといい方法があるだろうよ。テンパってたんだなあれは。誘拐犯が、駆けつけた(私の)家族を人質に取るところで目が覚めました。誘拐犯、アジトにいるときは顔隠してなかったです。外にいるときは黒のニット帽に目の部分だけ穴を開けたようなのをかぶってました。んで全身黒の服装。頭から足まで。たぶん靴も黒かった。まるで獣神官のようだ。怪しすぎ。しかもマシンガンらしきでかい銃を持ってた。それ街中闊歩してる時点で通報されるから。捕まるから。捕まらないでなんかの施設(区役所とかそんな雰囲気の場所でした)まで着けたのが信じられん。まあ夢だからね。夢だから誘拐されたのに被害者(友と私)に貴重品をそのまま持たせてしかも何故か電車に乗せていても不思議は無いよね。被害者に堂々と顔を見せてたり、あっさり逃げられて(被害者をドア付近に立たせたら逃げられるに決まってるだろうよ近くで見張ってもいなかったし)通報されてもおかしくないようん全然おかしくない。どうせ誘拐されるなら赤髪魔王が良かった。それは2まで載せてまた放置している獣神官リナ←赤髪魔王のネタだ。どうでもいいけどなんて獣神官リナ←赤髪魔王というキーワードであんな話を思いついたんだろう。何考えてたんだ当時の自分。 ◇アルファベット26のお題 H. hallucination(幻覚) 怒りを宿したきつい眼差しか、ひとを嘲る眼差ししか知らなかった。 無表情で見下ろす彼を知らない。 笑ってもいいわよ。 声をちゃんと出せていただろうか。出せても正しく彼に伝わったかどうか。 そもそも本物である保障など無い。死んだ――滅びたはずの男だ。生きて目の前に立っているわけがない。コピー・ホムンクルスという可能性はあるが、いつぞや斃した賢者でもあるまいし。もし本当にコピーだとしたら、こっちが指をさして笑ってやる。 レッサー・デーモン相手に油断した。死角からの攻撃に気づかなかった。一瞬、意識が混濁し、目を開けたときにはすぐに立ち上がれない程度の傷を負っていた。男の背後には倒し損ねたレッサー・デーモンがいる。放っておけばレッサー・デーモンの攻撃か、あるいは出血で死に至るだろう。 純魔族を何度も斃してきた。一人で、ではないが、魔王シャブラニグドゥだって斃した。二度も。そんな経歴がありつつも気を抜いてレッサー・デーモンに不覚を取り、この体たらくだ。笑われて当然だ。自身でも情けなさのあまり笑うしかない。 男は数歩離れた位置に立っている。近づかず離れもしない。呆れの声もなく嘲笑もしない。彼にしては非常に珍しい。失血が見せた幻なら動かなくても不思議はない。 まぼろしでも。あんたを斃したあたしがあんたに看取られて死ぬなら、悪くないわ。 体はどんどん冷えていく。傷口だけひどく熱い。 後悔はしなかった。だから笑った。男は矢張り無表情で佇んでいた。 「馬鹿だな、お前」 そう言って見慣れた顔で嗤う。 そのほうがいい。いつもと同じように揶揄か悪口を言って笑って、反撃されたら怒って、想い人につれなくされて情けない声を上げて。 無表情は似合わない。 「そうね」 彼の言葉は尤もだったから頷いた。 「こんな救いようのねえ馬鹿だとは思わなかったぜ。死ぬかもしれねえってときにヘラヘラ笑ってんじゃねえよ」 人を言えた義理ではない。言おうと思って、やめる。 言いたくなかった。理由は自分でもよくわからない。 「笑って死ねるのは最高の死に方だと思うわよ」 言いたくなかったから、言うかわりにそう返した。 嘘ではない。自論だ。寿命で死ねなくても、戦場が死に場所でも。笑って死ねるなら、それは最高の死に方だ。 「だから馬鹿だって言ってんだよ」 言葉では貶していても何故だか嘲りの色を感じられなかった。 傷を負ったあたしより痛そうな顔に見えた。 なんであんたが痛がるのとやっぱり笑って言った。 つんと鼻を刺激する臭いに眉根を寄せる。 間違っても食欲をそそられる臭いではない。 「リナ」 馴染み深い声が上から降ってきた。まぶしくてゆっくり目を開ける。 光が交差する。白と金の。なかなか目が慣れない。何度も瞬きを繰り返し、ようやく顔を覗き込んでいる人物を認識した。 「……ガウリイ」 「良かった。目が覚めたみたいだな」 体を起こしかけてベッドに沈む。全身が休息を欲している。ズキズキとした痛みが体と脳に突き刺さる。 「大丈夫か!? あんまり動かないほうがいいぞ、傷が開くから」 反射的に閉じた目を開けられるまで、じっと縮こまっていた。大袈裟ではなく動けなかった。 「やけどと裂傷で重症だったんだ。近くに大きい町があれば良かったんだが」 手当ては普通の手当てのようだった。普通の、とはつまり魔法治療ではないという意味だ。消毒して薬を塗りガーゼで雑菌を防ぎ包帯を巻く。ごく普通の手当て。目を覚ましたきっかけはこの消毒薬の臭いだったようだ。 保護者の声を聞きながら目を閉じる前までの記憶を反芻する。 集団の野良デーモンに遭遇して倒す途中だった。木々に紛れたか他のデーモンの陰にいたか。視認できない位置から炎の矢(フレア・アロー)を食らい、避けられなかった。ガウリイがいなければ死んでいた。彼が残りを倒しあたしを近くの村まで運んでくれたのだろう。 倒れたあたしをじっと見ていた男。 斃してからまだ二週間もたっていない。 『だから馬鹿だって言ってんだよ』 馬鹿に馬鹿だと言われたくない。けれど、馬鹿だと自分でも思う。 べつにあとを追おうとは考えていなかった。こんな死に方も悪くないと思っただけ。たとえ夢幻でも彼に看取られ笑って死ねるなら構わなかった。だから馬鹿だって言ってんだよ、と言われそうだ。 彼を滅ぼした事実は変わらない。二週間たっていなかろうが一年たっていようが。確かに滅ぼして、彼の最期を見届けた。 本物ではありえない。白昼夢か幻だ。 まぼろしでもいい。 生きているから、生きろと言われたと勝手に解釈する。彼があたしを馬鹿だと言った意味を、そう解釈する。 「……、リナ? なに笑ってるんだ」 生きてあげるわよ。お望み通りに。しょうがないからあんたとミリーナの分まで。 次に会うときに胸を張って会える生き方をしてやろうじゃないの。 やっぱり馬鹿だったなと言われたくない。 「なんでもない」 本物も幻ももう目の前にいない。だから真実はわからない。助けられたのだと思っても誰も否定しない。馬鹿だと罵る人間もいない。 まだそっちにいくには早いみたいだから。せいぜい今回と同じヘマはしないように精一杯生きるとするわ。あんた以上の馬鹿にはならなかったわよって言えるようになるまで。あたしはもう振り返らないで歩いていく。 馬鹿に馬鹿だと説教するそのときが、来るまで。 ――終。 浮かんだネタを酔った勢いで書き上げました。こんな感じの話をずっと書きたかった。と言うかどっかで書いたような気もする。まあいい。お題を消化できた+短編を書く練習ができたと前向きに考えよう。ポジティブシンキング。しかしGが終わってないのになー。最後(Zを書き終わる)まで書けそうにない。難しいよGって。ストレートに書くとありきたりな話になりそうだし、下手に捻ればお題に沿わない話になりそうだし。なまじGがリナに絡め易いお題だから尚更悩む。アルファベットお題は順番通りに書きたかったんですがしょうがないや。書けないなら後回しです。開き直った。ぽじてぃぶしんきんぐ。違う? ほら、酔ってるから。便利な言い訳。 最初に浮かんだネタをストレートに書きました。捻ろうと思えば捻れたかもしれませんが前述の通り酔っ払っているため、 今日の日記のタイトルは上の小説から。守護者っつーか背後霊?(あんまりだ) おんぶおばけとかこなきじじいとか、そんなイメージ。すごい扱い。まあ赤髪魔王ですからね! 好きな割に扱い悪いよな……。なんでかな。十五巻の恨み?(根深い) アルファベットお題以外はシラフの時に書きました。あれだけじゃ寂しいなあと思っていたので書けて良かった。酔った勢いというのも意外に役に立つ。 うー、眠い。そろそろ寝ます。二時間か三時間後にはどうせ目が覚めてしまうでしょうけれども(飲酒すると朝までぐっすり寝られないのが難点だ)。拍手で頂いたコメントのレスは起きてからに。すみません。酔っ払ったままでレスするのは失礼だと判断できる理性は残っているらしいです。あまりまともに頭が働いてないんですけどね。ねむいー。最後になってしまいましたが拍手ありがとうございます。次回の日記はもう少しまともな状態で書きたいと思います……。 日付変わってしまいましたがほとんどを五日に書いたので五日の日付で送信。 BGM TM Network Gift for Fanks (「Get Wild」を聴きたかった) | ||
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