KALEIDOSCOPE

Written by Sumiha
 
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  愚痴ときどき弱音(天気予報?)


2005年04月11日(月)
 



◇みに・にうす

大音量ラジカセ、向かいの女性被害…58歳の女逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000309-yom-soci
NHKのニュースで見ました。今年二月ごろ(だったかな)の取材映像も。すごいですよー、外(道路)にいるのに何の曲が流れているのか、はっきりわかりました。まさに大音量。車内で音楽を流して車外に低音が漏れている状況はよくありますが、そんなの可愛いほうです。まさに大音量。ノイローゼになってもおかしくない。迷惑な人もいたもんですね。自分自身はうるさくなかったのでしょうか。耳栓使用?

サンドイッチを作る/USJで異文化理解 先生これって研修?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000001-san-pol
どこにどう突っ込みを入れたらいいんだかという内容です。全国の先生、がんばろうぜ。はてしなく余計なお世話ですが。

<「萌え」市場>書籍や映像、ゲームで規模888億円に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000060-mai-soci
こういうおたく関連のニュースを見る度に思います。おたくは表に出てきてはいけない。(笑)さいきん新聞やテレビのニュースでおたくとか萌えとか頻繁に出てきますが、いたたまれないです(笑)。なんて書いておきながらエンピツでこういう日記を書いているんだから矛盾もいいところ。(^_^;)

時事ネタですんでリンク先消えていたらごめんなさい。

地震はあったし四月半ばだというのに窓が結露したしで不安定な毎日です。あしたの最高気温は十度。明後日は十七度。温度差で体調がおかしくなるるるる〜。=□○_ 寒さは大歓迎なんですけれども。次の日に約十度も(最高気温が)あがると、それはそれで大変なのです。



◇愚痴

義務があると逃避したくなる。いっそ開き直って遊んでしまおうか(危険思考)。

遊ぶと言うか別の小説(赤法師リナDE零アースの二重パロ、リナ総受IN破妖の剣の二重パロ(半オリジナル仕立て)とか、今年の四月馬鹿小説の本編とか某更新ストップ古代竜リナのリライトとかとかとか。どれも長編ってどういうことorz)を書きたくなってくるんです。いかんいかーん。

今年は宿題を片付ける年とどこかでいつか書いた覚えがあるのですが。撤回してもいいですかー!(待てこら) 記念小説でいっぱいいっぱい。

拍手ありがとうございます。癒されてます。気力充電されてます。頂きっぱなしは申し訳ないので早く形に変えてお届けします。記念小説を書き上げるというのは当たり前でお礼になりませんので、ささやかながら別でお礼を。再掲ですが。日曜に上げて二時間か三時間ほどで下げたブツです。そして未完。(……)そんなんでも宜しければ下にあるので読んでやってください。去年の八月十六日月曜に書いたらしいですよ。続きはそのうち。

閑話休題、拍手お礼小説はまた別で書きたいと思います。こちらは流石に新たに書くってのが辛いため(時間くれー! ヒー!)お題をお借りしようかと。な、なさけない。五月ごろに完成させられたらなと思います。有言不実行にならないか心配。結局メールもまだ遅れてないし。あわわわわ。



BGM無し。










◆OH! MY GIRL 1

検索語にあったので考えてみたゼロリナ←ルーク、ぷらす一度書いてみたかったネタ。



 ぱか、と目を開けた。
 眠気が残っているらしい。焦点がしばらく宙を見ているうちに合わなくなってくる。だんだんとまぶたが落ち閉ざされる。間を置いてまた目が開き、幾度か瞬きをした。
 いつ気づくかとその様をじっと見つめる。寝ぼけているのか状況がつかめていないのか知らないが、なかなか面白い。
 目を開けて、閉じて。女は唐突に身を起こし、ソファに逆戻りした。枕代わりのクッションに頭を突っ込んでいる。
「いぃぃ……ったぁ……」
 後ろ手に縛られているせいで起き上がれなかったのだ。
 体の自由が利かないと知っているなら起きられる。知らなければ、当人は体が動くものだと思っているから普通に起き上がろうと試みる。現実は動かないからこのように撃沈する。
「悪ィな。そんな強く縛ったつもりはねえんだけどよ」
 痛いという言葉はスポーツタオルが体を起こそうと動いた際に食い込んだせいだろう。
 ロープまで用意しなかった。逃げる、暴れる、外部と連絡を取るなどの勝手な行動を取られないよう、少しだけ動きを制限できればいいのだから。ガムテープも然り。第一、ガムテープは取るときに苦労する。相手だって解放されてもべたべたしているなど嫌だろう。冬ならまだ服の上から縛れるが、あいにくと夏だ。
 格好をつけているが実情は間に合わなかったのだ。まさかぶらりと出た先で遭遇するとは思ってもみなかった。
 顔がこちらに向く。声をかけられようやく自分以外の存在に気づいたようだった。
 目を開けるとがらっと印象の変わる女だ。閉じていれば大人しそうな少女、開くと気の強そうな女に見える。
 本質は後者だろう。目は口ほどにものを言う。
「誰――――って訊くまでもないわね」
 いやに落ち着いている。状況がわかっていない訳でもないだろうに。よほど場慣れしているか肝が据わっているか。何もわかっていない馬鹿ではなそうだ。先のセリフが証明している。
 あまり良い人生を送ってきていないらしい。場違いな同情を寄せる。とはいえ良い人生を送らせていない一因を担っているのだ。同情する資格は自分にない。
 パニックに陥らず落ち着いている。堂々とした態度が気に入った。素直に惜しいと思う。こんな出会い方しかできなかった不運に。
「あたしに恨みでもあるの」
 誘拐犯と被害者。違う出会いを経ていたなら違う関係を築けたかもしれない。
 向かいのソファから立ち上がる。まっすぐ見上げる瞳を見つめ返しながら女の傍へ行く。
「いや。とばっちりだな」
 答えて二の腕を掴んだ。起き上がる動作を手伝ってやる。ソファに座らせてやり、さきほどまで座っていた場所に戻る。礼は言われない。当たり前だ、自由を奪っているのがこちらなのだから。むしろ非礼を詫びねばならない立場だ。
 着衣は白のワンピース一枚。ポケットは無し。携帯電話は持っていたバッグの中にあった。失礼とは思ったが一応中身を見た。出来得る限り穏便に済ませたい。下手に携帯で警察を呼ばれると困る。心配なかったようだったが。
「そう」
 そのバッグは女を寝かせていたソファの脇に置いてある。中身を見ただけで触っていない。
 女の落ち着きようがおかしい。変だという意味ではなく笑えるという意味だ。騒がれると思っていたから余計に。これは縛るまでもなかったか。
 ――――可能性としてはもう一つあったな。
 不意に閃いた。女が落ち着いている理由だ。場慣れしている。肝が据わっている。他にもう一つ。助けが来ると確信している。
 常識が通じないという意味でとんでもない相手だとわかっちゃいたが、人質も一筋縄でいかない相手だったらしい。
「持ってた荷物はそこに置いてある」
 足下を指差す。女は視線をちらと動かしたのみ。他の反応を示さなかった。
 確認しないのか、とは問わない。愚問だ。腕が動かないのに確認できようはずもない。
「悪いとは思ったが中を見させてもらったぜ。何も取っちゃいないから安心しろ」
 女がふっと表情をゆるませた。
「そんな心配、してないわ。あんた見かけによらず紳士みたいだし」
 誘拐犯相手に紳士かよ。実はお人好しなのか。こっちは勝手にバッグまで見たというのに。
 随分と買われている。暴言もヒスも覚悟していたが、この対応は予想外だ。誰が誘拐犯を見て紳士だと言うのか。
「見かけによらなくて悪かったな」
 無理もない言葉だとわかっている上で拗ねた。
 赤い髪は目立つ。会う人間会う人間に染めていると誤解される。これまで出会った人間の中で地毛だと言って信じた人間など半数にも満たない。
 この女にも相当な悪人面に見えているに違いない。目つきの悪さと三白眼も手伝って。おまけに今日から誘拐犯だ。
 笑えないぜ畜生。
「んなこたどうでもいい。自分の心配はしねえのかよ」
 初めて顔をあわせた男――誘拐犯を前にして何の危機感も感じていない。からかってみたくなるのが人情だ。
 しかも、とばっちりという説明しかしていない。動揺した様子の一つでも見せてくれなければつまらない。どうせ時間なら腐るほどある。人質と遊んでも時間の無駄にならない。誘拐の動機は決して人質と遊びたいからではないが。
 要するに暇なのだ。
「俺が何もしねえとでも思ってるのか」
 言葉を重ねてもソファの背もたれに体を預けた体勢を変えない。微かに笑った表情も。
「思ってるわよ」
 底の見えない女だ。脅しても動じない。先の体の接触にも全く驚かなかった。もしかしたら全ての元凶よりタチが悪いのではなかろうか。
 後悔先に立たず。
 連れ立って歩いているところから一人になった瞬間を見て突発的に攫ってしまったが。早まったかもしれない。
 仕方がない。既に行動した後だ。いまさら引き返せない。無事に帰すので許してくださいと言っても通じない。
 言うつもりも、ない。
 こちらも後戻りできない事情を抱えている。でなければ誘拐など企てない。
「あんたは無駄な行動を嫌うタイプみたいだから。あたしに恨みがあるなら、ちんたら喋ってないで望みを果たしてるはずよね。でもとばっちりなんでしょ? ならあたしに今以上の危害を加える可能性は無いわ」
 たった数分、話しただけでここまでわかるのか。
 内心で舌を巻いた。
 やはりとんでもない女だ。口で敵いそうにない。奴に付き合える以上、手強さも尋常でないらしい。最初から覚悟しておくべきだった。調査ミスだ。
 参った。ほんとうに――――惜しい。
「ところでこれ、ほどいてほしいんだけど。耳がかゆいのに掻けないじゃない」
 自制しなければ大声で笑い出していたところだ。どこの世界に平然と誘拐犯に拘束を解くように頼む人質がいるのか。しかも理由が耳が痒いときた。
 緊張感が無いという以前の問題だ。あるいはこの女流の冗談か。
「他人に掻いてなんて頼めないし」
 もし別の意図があるにしても鍵のかけてある部屋に二人きりだ。携帯を使うにしてもどこかへかける前に取り上げれば済む。逃げても捕まえられる距離だ。三歩進めば届く。
 やっぱり無駄だったな。縛る必要など無かった。
「いいぜ」
 応じると女は微塵も疑わず体の位置を変え背中を向けた。これで誘拐したときと同じく首に手刀を食らわせたらどうするのか。



中途半端ですが次回に続く。日記連載を視野に入れていなかったため(書棚収録予定でした)キリのいいところで切るという事ができない(苦笑)。

前述の検索語で検索された方がこの話に満足していただけるかどうか、を考えて書いてません。検索語に刺激されて書きたいもの書いただけです。ご期待に添えない代物であることを今から謝っておきます。ここ見てないと思いますけどね(笑)。誘拐犯が誰かバラす前にもっと行数を稼ぎたかったところですができませんでしたがくり。OTL
 



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