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成長しないお店 - 2001年05月14日(月)

今日のお昼に横浜駅の地下街にある居酒屋さんに入りました。
ここは開店して10年近く経ちますが、全然成長していないというか悪いところが改まっていないお店の典型例と言える。

午後1時過ぎてから入ったのですが、約70席の店内に客が20人強でホールのスタッフは1人だけであった。
店に入っても気づかないし、席に座って待つこと約3分!ようやく私に気付きこちらを見ましたが、他のお客様がオーダーを、更にレジの前には数人が・・・
結局ホールを1人でやっているからこういうことになってしまう。
70席もあるのだからそれなりに店も広いし、悪いことに全体のレイアウトひどいからやっているスタッフは大変である。

食事が出てくる遅さも10年間変わっていない。
一つ一つ手作りであれば何も文句は言わないが、殆どが皿に盛り付ければすむ料理であり、何でこんなに時間がかかるのか皆目見当が付かない。
横に座っていたカップルはとっくに痺れを切らせてイライラしている始末で、「これじゃ、ランチじゃないじゃん!」と文句をたれていた。

たった20足らずの客でこの始末ということは、もっと多かったら一体どれだけ待たされるのであろうか?
今日はこれでも少ない方だったと思うし、場所柄13時を過ぎてもたくさんの需要が見込めるし、現にいつもはもっと入っていることが多い。

この待たされるというのは10年経っても何ら変わっていない。
働くスタッフは変わっているはずなのに、店全体のオペレーションは変わっていないということになる。
それは言い換えれば「経営者の頭の中身も変わっていない」ということ。
立地条件に甘えてしまっている・・・お客も文句を言いながらも場所が良いからつい入ってしまう。こんなお店があまりにも多すぎるのは本当に情けない・・・

店づくりに携わる一人として、私がつくったお店ではこのようなことが無いように
していきたいものである。


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