がっかりなバレンシア - 2004年08月04日(水) バレンシアVS鹿島の試合を見てきた。 「JAPAN TOUR」。欧州の有名クラブが日本に遠征し、国内クラブと親善試合をこなす。商業的な匂いがプンプンするこんなイベントに興味は無かったが、仙台に住むバレンシアの熱烈なファンの友人が「観に行こうよ」と誘ってきたので、観に行った。 日本代表が抜けたいわば2軍の鹿島が試合を優位に進める。そもそもバレンシアは代表クラスの中盤の選手達がごっそりと来日さえもしておらず、唯一の目玉選手・アイマールは来日はしたものの、大事をとってベンチにゆったりと腰をおろしている。ということは、バレンシアも2軍クラス。 試合内容は最悪。歓声が起こったと思えば、スペイン代表GKカニサレスがピンチを凌ぐ場面だったり・・・。リーガエスパニョーラ覇者が、Jリーグクラブの2軍に苦戦。バレンシアのメンバー、選手のコンディションはファンが望んでいるものとはかけ離れていた。 鹿島の役回りは悪い言い方をすれば噛ませ犬。その相手に、主役であるはずのバレンシアが上手く応えていない。こんな試合にお金を使ってしまい、ひどく後悔した。 気の毒だったのは仙台からわざわざ観にきた友人。アイマールのユニフォームを買い、待ちに待った今日という日。せめて、試合後にバレンシアの選手が観客のために場内を一周するくらいのファンサービスがあってもいいと思ったが、選手達はスタスタと控え室へ戻っていった。 日本のサッカーファンをなめている。 所詮、この類の試合の目的は商業的な部分でしかない。試合に出れないアイマールをわざわざ来日させ、話題を作り、プレーできるはずの主力選手は来日しない。試合後、僕の心の中には憤りしかなかった。 日本サッカー協会の職員さん、こんな詐欺にも似た試合に、いつまでもファンが食いつくとは思わないでいてほしい。 -
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