徒然


2003年08月13日(水) 『ありがとう』

『愛しているよ』をありがとう。

『ありがとう』を、ありがとう。




あの場所で。

全身から、身体中から。

全力で、大声で。

あなた達に伝える事が出来て、本当に良かった。


なんの後悔もなく、一適も残さずに。

私の中のありったけの気持ちは、全部あの場所で伝えられたよ。





私が心から愛した人達へ。


ありがとう。







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SEX MACHINEGUNS
HEAVY METAL TEATHER FROM HELL!!
“FINAL ATTACK”
2003年8月13日 日本武道館



食べたいなめたい危険地帯
ONIGUNSOW

JAPAN
TEKKEN2

みどりのおばちゃん
エステティシャン
Secret KILLER
そこに、あなたが・・・
Iron Cross

KISS

逆風
日曜日

BURN〜愛の炎を燃やせ
桜島
Fire

EN:
リサイクル
ビール
みかんのうた〜ギターバトル

EN2:
SCORPION DEATH ROCK
GERMAN POWER
(日本の魂 東京パワーでHEAVY METAL)

EN3:
American Z
全国大会

EN4:
SEX MACHINEGUN




とうとう、きた。

本当はこの日が来る事におびえたままだった私は。

昨日のLIVEを見たとたんに、『明日は大丈夫』って、そう思えたから。


だから、家を出る直前まで書いていたAnchangへの手紙は。
何を伝えようか、書くのが楽しくて仕方なかった。


『解散』という事が本当にウソの様に、
どんなLIVEになるんだろう、と笑顔で、私は家のドアを開けた。


何故か昨日のLIVE直後に壊れてしまった携帯の変わりを片手に、
会場に向かって、いざ武道館へ、

2日連続、待ち合わせもしていなかったのに姉さんに会えた事は、
まるで嘘のような偶然。
本当に開始前に、合えて良かったです。
一緒にアリーナ席まで降りて、リストバンドごしに
『頑張ろう』って笑顔で、一緒に拳を交わして席へと別れました。

連れと緊張しながら向かった席は、アリーナ席上手後方、なんと一番後ろの列。
むしろどうしようもないくらいに笑って、余計に連れと気合が入る。

久し振りの友達にも会えて、御互いに頑張ろうって言い合って。
君と一緒にLIVEをみたのは2回だったけど。
最初の蛇メタルと、ジャージの武道館2日目。
ジャージのときなんか、かなり一生懸命に頑張ってるPANTHERに向かって、
みかんの煽りに合わせて『サポート甘い!』って、かるく渇を飛ばしてたね(笑)。
そんな君のノリが好きで、本当はまた一緒に並んで、
MACHINEGUNSが観たかったなぁ、って思ったり。


無事遅れて着いた連れも間に合って。

私は『10』のSEXERSTシャツを着て。
同じく、『10』SEXERSのリストバンドを付けて。
5月3日に間に合う様に連れと作った、マシンガンズのロゴの入ったリストバンド。
こんなにべたべたな『Fan』な格好。
だって、こんな格好出来るのなんて、この場所しかないんだもの。

いつもの連れと『00』『10』『10』『10』と並んで、
笑えるくらい一番後ろから、PAの真横、という一番音のいい場所から、
ありったけの思いを込めて、拳を上げていた。



そして、照明が落ちて、いつものイントロダクションが始まる。
二人のギターが重なって、いつものようにドラムが鳴って。
その、第一声目は、いつよりもどこよりも大きな声で、
気合を入れてだしました。


やっぱり始まった途端、なんら変わらない空間で嬉しくて。
いつもと変わらず、頭を振って拳を上げてた。
この曲を聞くのはコレで最後!みたいなのは全然出てこなくて。

SIAM SHADEの時なんて、
『これでPRIDEのDon't Lock Back!を飛び跳ねるのは最後』なんて思っていたのに。
そんな感情は湧き出てこなかった。

ただ、一番後ろというのもあるせいか、いつも以上に飛び跳ねて、
後ろの人の邪魔になるどうこうなんて関係ない席だった分、思う存分楽しめた。

最初のMCでAnchangは、
『どう?いつもとかわらんかったやろ?』
と、嬉しそうに言うもんだから。
その辺りからもう泣きそうなんだってば、私は。

解散します、終わりです、とは言わなかった。
『大きな区切り』、とあの人は言った。


久しぶりのTEKKEN2で喜んで、
まさか来ると思わなかったSecret KILLERで叫んで。
この曲の、NOISYのベースが私はとても好きで。
NOISYのチョッパーが好き!と思った2年前の松戸ゲネ。
その日のことも浮かんできたんだよ。

連れの姉さん、あんなにも聞きたかった曲、本当に聞けてよかったよね。
私も聞けたことは嬉しかったけど、何よりも貴方のことで嬉しかったんだよ。
よかった、本当によかった。

KISSは、あんまりの濃厚な・・・それでいて可愛らしいようなNOISYに笑って。

やっぱり、逆風は好き。
そして、やるかなやるかな?と思っていた日曜日もあって。

そして、どこのMCかは忘れてしまったけれど、
それぞれの今後もちょっと語ってくれた。
それぞれの歩く道は困難な道のりだけれど、敢えてそれを選んだ。

そんなことを言いながら。
時計を目にして、
『まだ20:07です。全然時間があるやんけ』
と笑った。
その瞬間から、今まで生きてきた中で一番。
『このまま時間が止まってしまえば、どんなに幸せだろう』
って、一瞬思ってしまった。
時間が、来なければ良いのに。と思うけれど。
それでもやっぱり、『未来』は必要なんだよ。



ラスト3曲は、いつものように、
そしてどこか、いつも以上に頭振り倒して、拳あげまくって、
煽り倒していました。
Fireで叫んだ『Anchang』、
こんなに気持ちよかったのは初めて、っていうくらいに叫べた。

アンコールも、にゃかにゃか声のPANTHERのリサイクルで楽しんで。
ビールのNOISYのシャウトに感動しつつ、飛び跳ねて。
やっぱりやっぱり大好きな、みかんのギターバトルで見惚れて。

2度目のアンコールは、やっぱりさそり。
どこの会場でも気負いしなくて、特別はない、といったAnchangが唯一、
『武道館に行ってもさそりをしましょうね』と発言したもの。
NOISYのさそりベースが出てきてたので、Bassで曲がばれる、と笑ってたような。
でも、今回のFINAL ATTACKツアーは野獣もコレで弾いていた、というと、
じゃぁそれやるか?と言いながら。
そうしたら照明さんに怒られる、とか笑ってたっけ。

German Powerで、いつものように頭を振って。
曲が終わってステージを見ていた私に、隣の友人が教えてくれた、2階席に出た垂れ幕。

白い垂れ幕に、黒い文字で。


北東の席から、『ありがとう』
北西の2階席からは、『愛しているよ』

ズルイよ。やっぱり。
その文字を見た途端、私の涙腺は崩壊して。
今までずっと溜め込んでいた分、堤防が決壊したかのように涙が止まらなかった。

ずるいよ、『ありがとう』は、先にこっちに言わせてよ。
私たちだって『愛してる』って思うからこそ、ついてきたんだから。

もう、そこからのアンコールは声が出なくなるくらいの勢いで叫んで。
どうしてもどうしても、その声を届けたかったから。
だってさ、普通ないわよ?『せっくすましんがん』って、大声で叫べるところなんかさ。
もう彼等のおかげで、『SEX』という単語が恥ずかしくなくなっちゃったんだってばさ(笑)いやはや、普段は使わんけどね

声が届いたのか、出てきたのは赤い照明と、American Z。
男前でどうしようもなくて、イントロで頭を振る体制で、やっぱり泣く。
だって、格好いいよ。
この曲は、格好いいんだもの。

全国大会は、絶対にやってくれると思っていたから、
本当に楽しかった。ありがと。

そして、客電がついても鳴り止まないMACHINEGUNコール。
だって、まだ足りない。
まだまだ、足りないから。


そして。
最後の最後の、STAFFの仕掛け。
舞台監督の石地さんがマイクを持って、『STAFF全員集合!』で。
ステージでメンバーの後ろに並んだSTAFFが、
代表で萬成さんが声を出して読み上げた言葉が。

アリーナ席を囲っていた、黒いロゴの入った布から、文字が出てきた。
確か
『今日まで走り続けたあしあとは いつまでも一人一人の胸の中に。』
そんな文字たちが。

私の真後ろから、『中に』という文字が出た瞬間。
本当に、『やられたな』って。

張り上げた萬成さんの声もどこかしら震えていて、尚更やられて。
でも、その文字とそのSTAFFをみたAnchangは、
STAFFの方を向いてじたばたしてた。
その瞬間に、何故か『勝った』て思って、凄くうれしかった。

そして、その掛け声と文字と共に出た言葉。

『そう、俺達全員が、SEX MACHINEGUN!』

その客席全員の賭け声と共に、『SEX MACHINEGUN』へ。
やっぱり、この人たちが、このSTAFFが、大好きだ。

最後の最後の瞬間まで、いつものように頭振りました。
そんな空間が、そんな瞬間がやっぱり、大好きだ。

終わったあとは、自然と拍手。


Anchangは、満面の微笑で
『愛してるでぇ』と、『あーんちゃーーーんでーーーーす!』
この言葉を聞いた瞬間やっぱり、懲りずに涙の堤防は決壊。
ありっっっっったけの思いを込めて、『Anchang』って叫んだ。

私が煽るときは結構、『安藤』だったりするけど、
最後の最後はやっぱり『Anchang』って言いたかったって、
その言葉を聴いた瞬間に思った。だから無意識に、叫んでたのかもしれなくて。
やっぱり好きで、良かったって後々、しみじみ思った。


NOISYは、『心配している方が多いと思います』って言ってた。
でも、曲りくねって蛇行した道を突き進んでこそのNOISYの道。
ここに全員集まっていることは必然。
もし、一人になってまたこの武道館に立てることがあれば偶然。
そういって、いつもの『にゃは』っていう笑顔。

本当は心配だったけれど、貴方のその笑顔を信じてます。
NOISYさんのペースで、貴方の音を聞かせてくださいね。
私は、いつも最後の『お疲れ!』をいうまえに自然と出る、
『ほいじゃあまぁ、』が、凄く好きだったんですよ、NOISYさん。
貴方らしくて、安心できるから、大好きだったんです。


PANTHERは、楽しかったです、と言って。
感動させられましたか?と言った。
演る側の貴方が楽しむLIVEが、私は一番好きでした。
“何かのためじゃなくて、自分自身が楽しまないとそれはいいライブじゃない。”
それは私個人の持つ概念。
それを貫いてくれた、貴方が、やっぱり大好きです。


KAMEENは、やっぱりメンバーの誰よりも号泣してて喋ることすらまま鳴らなくて。
途中、Anchangに『仮面をはずして』といわれて、素顔になっていたKAMEEN。
『もう、仮面は必要ない』の言葉には、納得してしまった。
声に詰まっても、一生懸命自分の言葉で語ってくれたカメちゃん。
ありがとう、サポートと言う立場だったけど、貴方がいてこそのMACHINEGUNSだったんだよ?


最後にHIMAWARI。
最後の最後までロックンロールと言っていた彼。
墓標にはロックンロールと彫ってもらうんだっけ。
かなうことなら、何十年も先、
その墓標にありったけの薔薇の花でもささげたい位だよ。
そんな君のDrum、例え何年たっても聞きに行くからね。

『いつもなら、オレのつたないShoutで締めるんですが、今日は最長老の安藤君にやってもらいます』
といっていたヒマちゃん。
AnchangのShoutが聞けて、凄く嬉しかったよ。

でもね、全然『つたないShout』じゃないよ。
貴方の最後の締めのHEAVY METAL SHOUT、私は、大好きだったんだよ。
盛岡で聞いた、『ここに全部おいてくるぐらいの』とか。
貴方がやってくれるから、懇親の力を込めて叫べたんだからね?
どうしてもそれだけは伝えたくて。

そして、最後のHEAVY METAL SHOUT、本当に楽しかった。

ステージを端から端まで挨拶したメンバーが中央に戻ってきて。
真ん中にいたAnchangと上手から歩いてきたHIMAWARIが、
片手同士でハイタッチして、そのまま手をつないだ瞬間。
PANTHERもNOISYもKAMEENも、しっかりと手をつないで、万歳。


本当に本当にありがとう。


本人が出てこなくてもコールし続けた最後のマシンガンコール。
私は出てきてほしくて叫んだんじゃなくて。
呼びたくて呼んでたんだよ?
最初は出てきて、って思ったときもあった。
けど、途中から叫び続けることに意味を求めてた。
裏からでもいい。ちゃんと聞こえてる?って。
ありがとう、って。

だから、そのまま拍手して終わることができて、本当に気持ち良かった。



連れと一緒に笑いながら、『言う?』って確認して。
せーので『ありがとう!』って叫んだらさ。
そのまま泣き崩れてしまったけれど。

その言葉が、その言葉に込めた気持ちが、
私の全部です。





本当に、今までありがとう。

これから、も、よろしくね。


頑張ります。

だから、頑張って、ね。




愛してます。

 < カコ  ヒビ  ミライ>



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