「は!?産まれそう!?」
授業中の教室に大きな声が響いた。
「何?予定日までまだ2週間もあるじゃん?うん?うん、わかった今すぐ帰る。」
受験も追い込みに入ったこの時期、授業は形だけのものとなり、皆必死に自分に必要な科目を内職している。 そして、その全てを中断させ、注目を集める大声。 携帯電話で通話したままてきぱきとカバンに荷物を詰めていく。
「黒羽快斗。家庭の事情により、早退しまーす。」
そう高らかに宣言し、3階の窓から飛び降りて行くのを、皆、ただぽかーんと見ることしかできなかった。
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前に書いた女体化結婚ネタの続き? 出産編(笑) |
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