「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2008年10月07日(火) 試練

ハルとふたりでスーパーに買い物に行くのは
とってもとっても重労働だ。

この日ハルさんは、お買い物を楽しみたかった。
まず、自分用のお子様カートに突進。
やめてぇ。特売だからわたしが家族6人分をカートいっぱい買い物したいのよぉ。
説得するも聞き入れられずお子様カート発進。
どうせ飽きるに決まってるのにー。

右に曲がれば、みりん。
左に曲がれば、アイス。

右、はーちゃん、右っ

敢然と左に曲がるのである。
そしてアイスのショーケースによじ登り、
「こえ!ピッチュウ!」とポケモンアイスを買えと叫ぶのである。
また説得。
「あのね、これは溶けちゃうからね、一番最後に買おうね。」
「やっ!」
「帰りにちゃんと買うからね。」
「だーめぇー」
「お願い、みりんとこに行こうよ。」
「イヤモン」
「あとでまたこようね。」
「かーかん!」
「はい。」
「アカン!こーえっ!ちょーらいっ!」
2歳の娘に叱られた。

説得なんてできません神様。
だってこの人の辞書には妥協も協力もないんですもの神様。
もうアイス買って帰ろうかな神様。
今日のご飯はアイスで許してくれますか神様。というほどに、めげる。

もうだめだ。
「ねぇ。ぷるるんクーを買ってあげるから。」
「やっこー!」←彼女はやったー!と、さぁ行こう!を短縮してこう言う。

2歳児に果汁20%の吸い込むユルユルゼリーってどうなんだ。
ああ、良心がチクチクする。
でも買い物だってしなきゃ。チクチク。

ぷるるんクー(もともとミーの大好きおやつだった)に助けてもらってる時間は長くはない。
お子様カートを大人カートの下に挟みこんで大急ぎで売り場を回る。
ハルさんが飽きてこないように、
「ねぇねぇ、牛乳も買おうか〜。」
「今日は餃子もいいねぇ〜。」
「豚コマ買おうねぇ〜。」
と言わんでもいいことをずっと独り言のように話しかけながらお買い物。

だいたい、「赤ちゃんに言葉かけは大切ですよ」なんて指導されるけれどもだ、
会話の成り立たない相手に向かって延々語りかけるってえのはねぇ、
明らかに独り言なわけですよ。
ちょっと病んでる人っぽいんですよ。
まっとうな大人が1人でしゃべりながら買い物しますかっての。

でもそんな邪念はこの際ふりはらわなければ、明日の弁当に差し支える。
ガンバレわたし。

ようやくレジにむかう。
向かう道でアイス売り場に寄る。
「ハーちゃん、おりこうにしてくれてえらかったねぇ。お約束のポケモンアイス買おうねぇ。」

ハルさんはアイスのことなんか15分前にすっかり忘れていたけれど
あとで買おうねってお約束したのはおかあちゃんだもんね。

あっそうだった!
って顔して、ハルさん、レジに並びました。

2人でお買い物。
まだまだ試練の連続です。


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