「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2000年12月15日(金) 夜のお出かけ

うちの夜は早い。
8時には営業終了していることがほとんどだ。
10時過ぎなきゃ帰ってこないひげ長男には気の毒だが。

ゆーちゃんが夕方遊びにきた。
もちろん、レー君とサーちゃんもいっしょ。
なんか面白い本貸してー、から、
服買いに行きたいのに、なかなかいけないよーの話になった。

ゆーちゃんは、最近ヘコミ気味だ。
む。いっちょ盛り上げるか。
「ね。ご飯食べてから、ジャスコ行かない?」
「ええっ、いいのっ?・・車回してくる!」

ということで、みんなでカレーを食べてから、出発!
(ゆーだんなはうちでとん汁を食ってるらしい。)

うちの子達は夜のお出かけなんて、めったにしない。
せいぜい、「ご飯を食べにいって、帰り道が、もう暗かった」程度だ。

夜道のドライブ!
しかもレー君もサーちゃんもゆーちゃんも一緒!
その上ジャスコ!
はずむはずむ。

車中、お決まりのしりとり。
「しまじろう!う!」(レー君)
「う!(鵜)」(モックン)
「うさぎ!」(ミー)
「うなぎ!」(サーちゃん:このヒトだけ特別ルールなので何いっても可。)
「ぎょうちゅうけんさ!」(きゃお)
「検査はなくてもいんじゃない?」(ゆーちゃん)

ジャスコに到着。7時30分。
ゆーちゃんのお目当てはカラーパンツ。
3階のお店はもうほとんど人がいない。

お店の隣りが、100円ショップだ。
しまった!やつらにとっちゃぁ「ワンダーランド」だ!
「おかーちゃん!100円ショップいってきてもいい?」
「いいよー」
放し飼いだぁ!

子連れで買い物というのは、大変なのだ。
見たいものは見られないし、
ゆっくり選ぶということもできない。
おまけにいらんもんは買わされる。

独身時代には、(子供連れてくんな!)と
レストランでも、ブティックでも、新幹線でも思っていたが、
自分が子供を産んではじめてわかった。
お母さん達だって息抜きしなきゃしんじゃうわよ!

と勝手な理屈でお子様達は、100円ショップに踊りこんだ。
バイトのおにーちゃんごめん。

どっちか一人が監視に立つ場合もあるが、
これだけ見事に他の客がいないと、ちょっとはよかんべ?
と、母は二人ともうなずき、試着&お見立て(ここは互いにほめあう)。
試着に気がついた女の子チーム3人が、試着室に入ってくる。
母たちが交互に、パンツになるのでとってもうれしいらしい。
「これアカン!67とって!」
「ハイ、ブーツカットの67でゴザイマス」
「おかーちゃんお店のヒトみたいー。」
「でか!58とって!」
「はい、ストレッチタイトの58でゴザイマスって、
なんで私ときゃおちゃん10センチも違うのっ!?」
怒んないでよー。ちびなんだからしょーがないじゃん。

母たちが楽しく遊んでる間に、放し飼いのお子ちゃまたちは、
100円ショップで「コレ!」というものが決まったらしい。
「商品をお店から外に出してはイケナイ」
と上4人はわかっているので、手ぶらで母の元へ来ては商品説明をする。
「あのなー、しゅこしゅこするのがほしいー。」
「?????」
レー君はボールの空気入れが欲しかったようだ。
「サーは、ちーぅ!」
サーちゃんはキャラクターのこまかいシールがお気に入り。
「ボクは釣り!」
モックンは、お風呂おもちゃの釣りセット。
ミーはニヤニヤと「ふふ、こっちきて。」
そして、マル。
「かっか〜〜〜、まま〜〜!こえこえ〜〜〜!」
どあぁぁぁぁぁ。
みけんにしわを寄せて、風船をつかんで走ってきた!
「わかった!わかった!すすすすみませ〜ん!」
「おにーさん、ごめんね!」
「わっはははは、いいスよー。かわいっすねー。」
ほっ。金髪のおにーさん、ハナシわかる方で母助かります。

「蛍の光」に送られてそれぞれがひとつづつ包みを持って、
またしりとりをしながら帰った。
「み・み・み・みかん!」(レー君)
「"ン"がついて終わりー!」(ゆーちゃん)
「(あわてて、)みかんをたべた!」(モックン)
「たんぼにおちた!」(きゃお)


「たのしかった!」


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