2006年02月26日(日) | PSEマーク |
って、ご存じですか?
私はつい最近まで知りませんでした…(^^;
以前、お友達のブログでこの話題を取り上げていて、とても怒っていたので…いったいどんなモノなのかと、自分なりに調べてみたんですよ。
2001年4月に「電気用品安全法」という法律が施行され、その後に発売された電気用品には検査済みの証として「PSEマーク」の表示が義務づけられるようになったそうです。
と、ここまでは…新しく購入する電気製品の安全を確立するという点で、問題ないとは思うのですが…問題はこの先。
5年間の猶予期間が3月末で終了し、4月からは新品・中古品を問わずPSEマークがついていない様々な電気用品は、店舗などで販売できなくなるというコトなんです。
オークション等での個人的なやりとりはOKらしいのですが、店舗を利用した販売…リサイクルショップなどでは、5年以上前の家電は販売出来なくなるんです。
販売が出来なくなるということは、もちろん…「PSEマーク」の無いものは、引き取ってもらえなくなってしまいます。
つまりこの4月には、リサイクルショップで抱える電化製品が大量のゴミに…たとえまだ使えても。
と、家庭用電化製品レベルでも消費者に不具合が出てきてしまいそうなのに、もっと深刻な事態となっているのは音楽業界の方々らしいです。
コアな愛好家の方々には、真空管アンプやスピーカーなどの古いオーディオ機器がヴィンテージとして、とても価値が高く市場も確立されているではないですか。
演奏する側にも、ヴィンテージのアンプなど…そのアンプでしか出せない音として、もう1つの個性なわけですよね。
それが「電気用品」という言葉でひとくくりにされて、電気炊飯器と同じ扱いにしてくれるなよ!というお話なわけですよ。
そんな、怒れる音楽業界の方々の署名運動↓
電気用品安全法(PSE法)に対する署名
坂本龍一氏も賛同されています。
音楽業界だけでなくても、医療機器や業務用の製品は高価なために中古の市場が主流となっているそうですが、こちらもやっぱり規制の対象となってしまうそうです。
こんなに、困る人が多いのに…いったい何のための法律なのかわからないですよね…
もっと、柔軟な対応が必要ではないかと思われる経済産業省のページ↓
経済産業省 トップページ
経済産業省 電気用品安全法のページ
経済産業省 経過措置の 終了に伴う電気用品の取扱いに関してのページ
と、この真面目な話題を…先日、妹ちゃんと話していたときはイマイチ理解が足りなかったのですが…
タイミング良く、今日の『噂の東京マガジン』でわかりやすく取り上げてくれたので、問題点がよくわかりました(^^;
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