ラミパスの日記...ラミパス

 

 

先生の通夜 - 2005年11月20日(日)


 午前中、今夜の通夜のために、黒ネクタイと数珠を購入。ついでに白ワイシャツも。

 午後、合唱練習。本来は今夜、文化会館舞台上で並びの確認等する予定だったが、急遽通夜のために中止、代わりに午後、公民館での練習となった。

 夕方早めに通夜会場へ向かう。

 既にOさんは来ていて打ち合わせ中。
 まだ時間があったので、先生のお顔を拝見する。静かな寝顔。でも、やっぱり別人のような... 普段、額にかかっていた前髪をあげてオールバックになっていたからかな。でも、きゅっと結んだ唇が先生の意志を感じさせる。黒の礼服に蝶ネクタイ。ああ、なんだかせつない。目の前に眠っている先生と、記憶の中にある先生の笑顔、語り、しぐさが、結びつかなく、頭が混乱してくる。気持ちは泣いているのに、涙が出てこない。精神的にも物理的にも混乱しているのだろうか。


 6時には受付等お手伝いの人が揃い、持ち場と手順を説明されて受付が始まる。私は、受付から記帳カードと香典を渡されて、中味のチェック。受付順に通し番号をふる。
 最初の頃はパラパラだったが、7時の通夜開始頃から戦場のようになってきた。ひっきりなしに来る弔問客、香典がどんどん積まれる。8時になっても出足はそれほど衰えず、通夜会場に入りきれずに、焼香は何回も入れ替えになった。

 最後に弔問客で合唱。少年少女合唱団たちの涙声の歌が胸に突き刺さってくる。彼・彼女たちにとってもステキな、尊敬できる、でも友達のような先生だったに違いない。目を真っ赤にして泣きじゃくる子供たち。その後我々合唱団関係者で合唱を。先生の好きだった歌、先生の冗談、笑い顔、私にかけてくれた数々の言葉を思い出しながら、胸が熱くなって、声が震えてくる。男の私でもそうなのだから、その場にいた女声たちの心情は如何ばかりか...

 通夜会場にいた千人もの人たちが、心を一つにして合唱をする、これが先生の通夜じゃなかったらどんなに感動的な光景かと思う... 




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