空のてっぺんに丸い真っ白な光のかたまり

ギラギラまぶしくて見上げると瞳が焼けるようです

これは瞳の色のせいかもしれないなあ、と思って

いつかの理科の実験を思い出しました

黒い紙に虫めがねで太陽の光を集めると

ちりちり、ちりちり、と燃えていったこと

あたしの瞳は黒くて紙ではないけど

耳をすませばきっとちりちり焦げる音が聞こえてる

こういうとき色素の薄い人に憧れます

黒い瞳は光の強さに負けて目を細めてしまうけど

茶の瞳の人はまぶしさが少し弱まるのかもしれない

なんて

くだらない事考えてたら誰かの瞳の色を思い出しました

たしか薄い茶色で深い黒で

目が合うと嬉しくて照れたこと思い出しました

今はどんなものが映ったり消えたりしてるのかな

同じように光のかたまりを見上げてるといいのに

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