あたしの上司を一言で言うなら妖精ね。
どこか深い森の中で迷ったときに出てきて
道案内をしてくれそうなキャラクターよ。
歳は４０過ぎなんだけどなんか可愛いの。
上司の物まねをしてあたしの右に出るものはいないわ。

んでお茶をずびずび飲みながら
そんな上司と夏の休暇について歓談。
ほらあたしなんて予定ないから
話すこと何もないんだけどわはははは！！


上司は旅行に行くんだって。
奥さん子供をおいて一人旅。

家族で行けばいいじゃないですかと言ったら
子供（小学生）の夏休みにあわせると
恐ろしいほど値段が高くなってしまうそうな。

それにどうしても一人で行きたい地らしいの。
まあそれじゃ家族がかわいそうだから、
ちゃんと夏休みにも近場に旅行するみたいだけどね。


さてその一人旅の行先ははるかかなたの北の大地。


おー！いいなあ！いくらくらいするんですかー！
そこで旅行代金を聞いてびっくりですよ。
まじすか！そんな安く行けるんすか！って感じ。
ホテルを選ばなければ安くなるわけだ。
夜はみんなでキャンプファイヤーなわけだ。


やっぱりね旅行は一人旅がいいよ。
なんたって自由に好きなように時間を使えるんだ。
綺麗な景色だって思う存分見られるんだよ。


うんうんうんうんそうですよね。
いいないいな連れてってくださいよー！


じゃあ一緒に行く？


いきたーい！あ、でもまるで不倫旅行ですね。（ぽっ）


なんつって爆笑。ありえなさすぎて爆笑。
行けたらかなりおもしろいけど。
だって妖精のような上司と散策ですよ！ププ。
道に迷ってもきっと助けてくれるわ（妖精が）


おみやげ待ってます。おみやげ。
贅沢言わないけどカニが食べたいです。

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