つらつら日記♪ もくじ|巻き戻し|早送り
暑い、アツい夏。 あたしの体の柔らかいところをあの人の唇が滑る。 気付かないくらい優しく吸いあげ、 あたしの体に印を残していく。 赤く、染まる肌。 浮かび上がる、印。 身悶える、あたし。 そして、またいつもと同じ朝が訪れ、 あたしは恥ずかしい印を人に隠すように絆創膏を貼る。 でもそういうのは必ず、 目ざとい誰かが見つけ出す。 「あら、どうしたのその絆創膏?」 「蚊。」 赤く、染まる肌。(蚊に食われて) 浮かび上がる、印。(蚊に食われて) 身悶える、あたし。(かゆくて) あほくさ。 あまりに真っ赤になってしまったために、 絆創膏を貼って出勤。 かゆみは治まってきたものの、 なんだか痕が残りそうな予感。
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