つらつら日記♪
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今日のおやつはトマトでした。
・・・・。
サラダを作ろうと思って、スーパーでトマト買ったんです。 1パック4個入りのやつ。 最近売られているトマトは、赤くないんですよね。 熟してないうちに採ってくるから、まだ黄色い部分が多く、 皮も固かったりします。
サラダに使用するものは、レタス、胡瓜、タマネギ、そしてトマトで、 夕方に作って冷蔵庫で冷やしておきます。
使用したトマトは3個。
1個残りました。
またそのうち食べましょうということで、ラップをかけて野菜室にしまったのですが、しばらくすると、あたしの内に眠る欲望がムクムクしてきました。
かぶりつきたい!!!!!
このトマトに!!!!
お腹もすいてたのでね、そのまま台所で食べちゃいました。
どうしてこんなにトマトにかぶりつきたいと思ったのか、それには理由があります。
盆も近くなった8月初旬・・・
ジリジリと容赦なく照りつける太陽、裏山からはセミの声がこれでもかと聞こえ、夏休みは始まったばかりなのに、僕らはもう真っ黒に日焼けしている。
この夏は何年かぶりの猛暑で、学校から持ってきたアサガオもかなりへばっているようだ。 そして僕は、今日も自転車に乗り、近所の友達と裏山にでかける。
昨日仕掛けておいた罠にカブトムシがかかっているはずだ。 山の入り口に自転車を放りだし、虫かごを持って我さきにと走り出す。
森の中に一歩入ると、そこはまた違う世界だ。 繁る木々の葉が日光を遮り、肌にひんやりとした空気を感じる。
葉の隙間から差し込む日射しが焼けた肌をヒリヒリとさせ、 湿気を含んだ岩の陰からふいに現れる虫は僕らをドキドキさせる。
罠にはコクワガタが2匹かかっていた。
虫かごにいれて、茂みを抜けるとそこは畑だった。 茄子や胡瓜が元気に実をつけている中に、真っ赤に熟したトマトが成っていた。
からからに喉が乾いていた僕らは、いけないと思いつつトマトに手を伸ばしてしまう。 ぷちんという音をたてて茎からもがれたトマトは僕らの手のひらより大きく、 思いのほかずっしりしていて取り落としそうになる。
ごくんとつばを飲み込み、Tシャツのすそで軽く磨いておもむろにかぶりつくと 熟しきっていたトマトからあふれ出した水気がぴゅっと顔にはねる。
あまずっぱい味が口の中いっぱいにひろがって、僕らは喉の乾きを癒す。 トマトを盗んで食べたことは僕たちだけの夏の秘密だ。
・・・ってなことやってみたい〜〜〜!・・と思ったからです。 トマトにかぶりつく、っていかにも夏の畑で盗み食い!みたいな感じするじゃないですか。 あーんやってみたい。 実際のトマトは熟していなかったけど、あーん美味しかった。
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