流花の日記

2001年05月26日(土) いのちの大切さ。

寝たきりの生活に、いいかげん厭きてきた。
だけど、酸素マスクを外すとやっぱり、少し苦しいので、ベッドからは
あまり離れられない。
ベッドも、平らな状態だと息苦しいので、ずーっと頭の部分を斜めに
高くしているまま。
しかし、洗濯物はたまる一方なので、点滴ごと移動する。
洗濯機は、二台あるけど、乾燥機は一台しかないんで、運がよければ
使えるけど、大抵いつもふさがってる。
そんな時は、乾燥室で干しておけば、いつのまにか乾いてる。
洗濯機は1回100円で35分使えて、乾燥機も1回100円で40分かかる。
乾燥室は無料だけど、自分で干さないといけない。
普段なら干すのなんて簡単なんだけど、熱風の中、ぜえぜえいいながら
干すのは、一苦労だった^^;なにしろ、右手が点滴つきだから、
不自由でねぇ…。
夜中に誰かが部屋に入ってくる慌しい音で目が覚めた。
3時頃かな?入院してからというもの、いつも3時頃に目が覚める。
隣のベッドに新しい患者さんが入ってきたみたい。
抱きかかえられてきた患者さんは、とても苦しそうで、なんだか今にも
死んでしまいそうな声だ。急病なのかなぁ。個室は空いてなかったのかなぁ。
そんなことを考えながら、うとうと…。
次の日、大体事情が飲み込めた。お隣さんは、まだ二十歳きてないくらいの
すっげー若くて、可愛い子だった。
旦那と喧嘩して、睡眠薬を大量に飲んで運ばれてきたのでした。
旦那も若かったなぁ…。多分10代だろうなぁ。
その旦那は優しくて一晩中付き添ってあげてて、女の子が欲しがるもの車飛ばして
買ってきてあげたり、昼間もずーっと同じベッドに寄り添って寝たりで、ラブラブだった(笑)
しかし、発作的に、睡眠薬大量に飲んじゃいかんよな…。
命は粗末にしたらいかんよ…。



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