流花の日記

2001年05月22日(火) マジで命の危険を感じた日。

昨晩は、苦しくてマジで一睡もできなかった。
これは、やばいんじゃないのか…!?と思いつつも、昨日貰った薬を飲めば収まるかな…と、
5時にむりやりパン食べて薬飲んで。すると少し楽になって、4時間ばかり寝れました。
それからお風呂にも入らなきゃ…と、シャワーしてたんだけど、どうにも苦しくなって、
頭を洗ってると、呼吸困難に陥ってしまって立っていられなくなって。
体洗うのも、もう適当で^^;
息を吸っても空気が入ってこない感じで、吐いても空気が出ない感じで…。
深呼吸なんて、全く出来なくて。
例えて言うなら…体育の授業で1000メートル走った直後のあの苦しい呼吸がずーっと
続いてるような感じ。
いくら待ってもその苦しさは収まらなくて。
声を出すと、苦しくて全く息が出来なくて。
でも子猫はお腹が空いて鳴くから、ぜえぜえ言いながら、ミルクやって。
だけど、晩御飯の用意をする元気も無くて、ずっとうずくまってて。
横になると、余計に苦しくて、ずっと中腰だった。
夜の8時頃、家族が仕事から帰ってきて、私の普通じゃない様子に、
「大丈夫なのか」と心配したけど、私はそろそろさっき飲んだ薬が効くだろうから
大丈夫…。と、歯を磨きに洗面所へ向かおうとした時、目の前が真っ暗に
なって、さーーーーっと冷や汗が出て、暫くそのまま動けなくなって。
立ちくらみかな?と思いながらも、なんとか歯を磨いて。
でもやっぱり、呼吸が出来なくなって、立っていられなくなって、床を這いずりながら
「救急外来に行くから、付いてきて…」と、自分で車を運転しようと、車のキーを
持って出ようとしたけど、どうにもこうにも、しんどくて運転する自信がなかったんで
家族にタクシーを呼んで貰って。救急車にしようかとも言われたけど、それは
恥ずかしいから、止めてもらって。そうだ、診察券がいるわー、と気力をふり絞って、
二階の自室へと階段を上がったら、目の前が真っ暗になって、心臓は、バクバクいってるし
呼吸しても、空気が入ってこなくて、体はガタガタ震えるし、診察券の入ったカバンを
握り締めたまま、階段でうずくまってました。タクシーはすぐに来たんだけど、
来るまでの時間がすごく長く感じました。
病院へ付いて、診察を受けて。吸入を受けたら、少し息が出来るようになって
一安心。ぼーっとしてた頭も、回復してきて、このくらいのことで、救急外来に
来てしまって恥ずかしい…と思ってたら、指の先で酸素の量を測る機械をはめられて、
出た数値は、「90」これはいいのかな、悪いのかな?と看護婦さんに尋ねてみたら、
普通の人は、「97〜99」なんだって。だからものすごく酸素の量が少ないんだって。
どうしてこんなになるまで我慢してたの、って言われてしまいました。
だって、昨日診察してもらった時は、気管支炎って言われて、薬を飲んでいれば
苦しいのが治るのかな〜と思ってました。って言うと、苦しい時は、すぐに
病院に来ないと駄目よ。と言われてしまいました。
…だって、そんな病気だとは思わなかったんだもの……。今まで病気には縁が
ないくらい健康な毎日だったし。確かに風邪は、よく引いてたけど、風邪くらい
誰でもかかるもんだし…。
そのあと、レントゲンに。自分で歩けるから大丈夫です〜と言ったけど、いいからいいから、と
車椅子に乗せられて、びゅびゅーんとレントゲン室へ。
それから、二時間くらい点滴と、酸素マスクをつけてました。
息苦しいのも大分収まって、点滴も終わって。
点滴って、なかなか落ちないんだねぇ。しかも、量が多いからお手洗い行きたくなって。
看護婦さんに、トイレ行きたいんですけど…というと、すぐ後ろ、2メートルくらいの距離に
お手洗いがあって。酸素マスク外して点滴引っ張りながら歩いて行こうとすると、
途端に、苦しくなって、頭がくらくらして…。トイレの中で、動けなくなりそうで
気力を振り絞って出ました^^;
ぜえぜえ言いながら、帰ってくると、看護婦さんが、やっぱりまだ酸素は外せないね(苦笑)と
酸素を測る機械を指先に嵌めてみると、数値は「91」でした。
たったの1しか回復してないじゃんか…と、がっかりしながら、点滴も済んだし、夜も遅いし
そろそろ帰ってもいいですか〜?と尋ねると、看護婦さんが、「えっ」というふうに
驚いて。「きっと、今家に帰っても、また苦しくなっちゃうよ」って言われて。
じゃあ、今晩はここで泊まるのね…と思ってたら、主治医のセンセーが呼び出されてやってきて。
「一週間くらい入院だなぁ」の一言で入院になってしまいました。
まさか、入院するなんて…全然心構えしてなかったので、びっくりでした。
そのまま、また車椅子に乗せられて、酸素マスクつけたまま病棟へ。
個室はとても静かだった。
入ってすぐに、点滴をつけられて。
今度は長時間でも大丈夫なように、太くて長い針なんだそうだ。
入れられるとき、すっげー痛かったが、ひたすら我慢した。
眠ろうと努力したけど、点滴をしてるとお手洗いに行きたくなっちゃって、
一時間おきくらいに行くはめになってしまった^^;
ただ、酸素マスクを外すと、途端に呼吸が苦しくなって歩くのもやっとで…。
看護婦さんは、簡易トイレを持ってこようか?と言ってくれたけど、そんなの
めっそうもないので、自力でトイレまで歩きます〜と言ってみたものの、
トイレは遠くて辛かった…。
しかも、女子トイレはめちゃめちゃ遠くて、途方に暮れてたら、看護婦さんが
「男子トイレでもいいよ」と言ってくれて、お言葉に甘えて男子トイレに通いました^^;
まあ、真夜中だったんで、誰にも遭遇しなかったから良かった(笑)
眠ろうと努力したんだけど、隣の病室の人工呼吸器の音が、聴こえてきて
恐かった。
トイレで手を洗っていて、ふと鏡を見ると、蒼白な顔が写っていて気持ち悪かった。
こんな顔色…まるで病人だなぁと思った。
部屋に帰って、横になるが、やっぱり眠れない。とりあえず、目を瞑ってみるけど、眠れない。
自分の苦しそうな呼吸の音を聞いていると、余計に苦しくなってくる。
何気なく、手のひらを見ると……真白になってて、紫色の血管が浮き出ていて
まるで死んでいく人の手のようだった。私の母が亡くなる前も、こんな色だった。
その時、ようやく、私はヤバかったんだ…と実感しました。
なんでもかんでも、自分を過信しちゃーいかんな、と思いました。
苦しくなったら、酷くなる前に、病院へ行け。ということだな。
うーん。でも、昨日外来で診てもらったときは、苦しくなかったんだけどなぁ…^^;


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