世界と わたし のあいだに時折 紗がかかったらそれを切り裂くこともきっとできるけれどあなたは 抱きしめるわたしを 抱きしめる紗のままに 抱きしめるぎゅっとたくさん ことばを食べておいしく いとしく 飲んで時には誰かへ 贈り物にしてでも ことばが いちばん苦しめるあなたも おんなじわたしと おんなじ知れば知るほど 無口になるからあなたは 抱きしめるわたしたちは 抱きしめあう紗のままに 抱きしめるぎゅっとぎゅっとぎゅっとずっとぎゅっとぎゅっとずっと