新人監督日記
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この春入部してきたフレッシュマン達も、ようやくチームに溶け込んできました。春期シーズンも残り僅かです。
この時期は他大学のこと云々よりも、まずは自分達のスタイルを確立することが大切です。 プロチームと違い、大学などの学生チームというのは、卒業等による選手の入れ替えも激しく、その年その年によってチームのスタイルが異なってきます。 ですから、いかにその年のチームにあったスタイルを確立するかが、チーム作りを進めていく上での重要なポイントとなるのです。 しかしながら、入れ代わりの激しい選手をソフトウェアに例えるならば、毎年毎年安定して強力なチームを作り上げるためには、選手とは逆にハードウェアは強固なものでなくてはなりません。 このハードの部分がチームとしての組織に当たるわけです。
このことは、フットボールの歴史が証明しています。 80年代後半から90年代前半のサンフランシスコ49ers、国内では関西学院fightersなどがその良い例です。実際、オーナーのカジノ疑惑等に端を発し、組織力の急激な低下に伴い、現在も低迷を続ける49ersは正に出口の見えない泥沼に突入したと言っても過言ではないでしょう。 さて、それでは次回は具体的な組織戦略について考えてみましょう。
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