こんな風に、僕は思う。 - 2003年12月12日(金) ある日のツヨ子とヒカル。 「どうしたの?ツヨ子。なぜ泣いているの?」 「・・・・」 「わたくしに言ってごらんなさい。ツヨ子。あなたに泣き顔は似合わなくてよ」 「ねえお姉様。お爺様はわたくしのことがお嫌いなの?お爺様ったら、ヒカルお姉様のことを誉めて、この屋敷にはわたくしなんて必要ないかのような酷いおっしゃりようだったわ!」 「ツヨ子・・・記事を見たのね・・・」 「お爺様がお姉様の方を気に入ってらっしゃるのは知っているわ。近頃はわたくし、お爺様のあまりお好きではない楽器演奏ばかりに興味があるんですもの。それに舞台女優になるなんて真っ平!って思ってるし。でも、でも、あんな書き方をされるなんて思わなかったわ」 (涙するツヨ子) 「お爺様のおっしゃったことなんて忘れなさい。耄碌じじいの た わ ご と と思えばいいのよ。気にすることなくってよツヨ子」 「お姉様ったら口が悪い・・・」(^:) 「それにわたくしの方を気に入ってるなんて、ツヨ子の大きな間違いよ。お爺様は貴方のことは目に入れても痛くないほど可愛がってらっしゃるわ。すっかり不良気味で我が家が家風に合わないことばかりする貴方なのに、お爺様には幾つになっても、少しやんちゃな ベ イ ベー なだけ。こんなに不良なのに一族から追放されない娘なんて貴方ぐらいなものよ。・・・わたくしのことなんて、ていの良い操り人形とでも思ってらっしゃるのに違いないわ。わたくしがあの方に逆らわないから。本当にわたくしのことを思って下さるなら、帝劇公演が終った途端にすぐ全国行脚公演なんて、そんな厳しい日程を言い出す筈ないわ」 「そんなことなくてよお姉様!それにお姉様だって、おひとりで活動したいと2年前から熱望してらしたって大々的に書いてあったわ。大体、今回だって、お姉様がやるっておっしゃるから、決定したのでしょう?」 「まあ!貴方まであんな記事に惑わされるなんて。わたくしの真意はいちばん近くにいた貴方なら分かってもらえると思っていたわ。わたくしがどれほどツヨ子とのコンビを大切に思っているか知ってるでしょう?・・・全国行脚公演は・・・そうね。わたくしの希望でもあるけど、一族の為には、どうしても働かないといけないのよ。だってお爺様ったら脱税・・・いえ、なんでもないわ」 「ヒカルお姉様・・・」 「ごめんなさいねツヨ子。でも貴方は躯が丈夫じゃないし、厭なことは厭ってはっきり言える性格かもしれないけど、わたくしには言えないのよ。出来ますって言ってしまうのよ」 「ヒカルお姉様・・・・」 「ツヨ子・・・・」 「・・・・・・わたくしの方こそごめんなさい。もう泣いたりしないわ。堂島様の言葉を思い出したの。お姉様は寝食削ってでもわたくし達の、」 「言わなくていいのよツヨ子。恥ずかしいわ」 (ツヨ子の頬に手を添えるヒカル) 「お姉様・・・」 「さあ笑って頂戴ツヨ子。貴方の可愛い笑顔を見せて」 (ツヨ子頬染め)「わたくし、これからも不良娘だけどよくって?お姉様」 「もちろんよ。ツヨ子」 「んふふふ」 こんな風に僕は思う。 ※フィクションっすから ...
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