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INDEX OLD NEW :::2004年08月22日(日) :::きめたこと 見る人が見たら急に、と思われるかもしれません。 でもずっとわだかまってて、で、きちんと整理して、きめたことです。 最近あまり日記上で具体的に言及していませんでしたが、私は今春から社会人ライフを送っていて、でも、もうひとつの道として来年から大学院に行って、その先の人生も存在していて、私はどちらにも決めかねながら、どちらに心を決めてもいいようにと、来月にある院試の準備をしていました。 正直仕事は大変だし、その合間を縫って勉強して、というのは主に睡眠時間の面できついものでした。でもそれは将来を考える上で関係のないことで、また、職場の、というかそのお隣さんについての問題も、関係のないことで、といろいろ考えるうちに、自分の気持ちがぐるんぐるん回っていて、純粋な仕事vs進学で考えることが少し難しかった。 ここに順序だてて、論理的に自分の心の変遷を書き記すことは、非常に膨大な要因から決めたことなので難しいのですが、結論から書くと、私は仕事を選びます。可能性を残すために受けようとしていた院試も、受けないことに決めました。 なぜなら、どちらに行くにしてももう一方を逃げ道として用意しているような感じで、どっちつかずなまま、このままいてもいい方向にはいかないと思ったからです。事実、仕事でいやなことがあるたびに、「私はこの職場は長くないかもしれない」と考えてしまったりしてて、自分でも嫌な感じでした。 両親には昨日電話で伝えました。 すごく応援してくれていたので、というのもあるのですが、かなり失望されてしまいました。私が初めて自分の力だけで手に入れた場所について、いいかげんな場所だとか、社会の厳しさをまだわかっていない、といわれて、とても心外だという部分もありました。 進学しないなら、今後一切私には構わないから勝手に生きればいい、とか、来月帰郷したいといっても、微妙に帰ってきて欲しくないみたいなことを言われてしまったり、私としては、どちらの道だって等価だと思っていたのに彼ら(特に母)にとっては、せっかく東京の大学にいった意味がなくなってしまった、もう失望した、という感じのよう。私は誇りを持って今の仕事をしているので、それが一番悲しかったです。そして、もしかしてもう、家族に電話をしたり、帰ったりするのは今までよりも回数を減らした方がいいのかな、と、たとえるなら、落ちこぼれて見捨てられてしまったような気分になって、そこまでして私は仕事をする意味もあるのかな(でも進学するという考えはないし)と、途方にくれて、昨日は久々に旅に出たくなりました(しかもディープなところに。樹海とか。危ない) でも、親のために自分の気持ちを偽って生きて、それで失敗したらきっと私は親のせいにする部分も出てくると思うし、それに親だって、私を思い通りにしたいのではなく、私が自発的に行ったことが彼らの望むものと同じだ、というのを望んでいるはずなので、結局は私が親のため、といって考えを曲げても喜ばないはず。 だけど、私の守ろうとしている生活を、何の価値もないような、適当に生きるということでしょ?という風に思われてしまって、さらに今まで院試のために勉強してきた(正直つらかった)時間についても、結局は私がどんなにがんばろうともそっちの道なんて私ごときには土台無理だったってことでしょ、という感じに吐き捨てるようにいわれてしまって、電話口で涙が出ました。これ以上悲しいことは世の中たくさんあるかもしれないけれど、でも私のこれまでの人生は、少なからず「親が喜ぶから」と、勉強とかをがんばってきたものであったので、その親に私のこれからをつまらないもの、私の選択を妥協と取られてしまうことはとても悲しい。落ち着いた今こうやって文章にしていても眼窩のあたりがあつくなる。 私が楽しくても、それを誰も楽しんでくれない、なんてこと、本当は当たり前かもしれないけれど、いままでは私が勉強することで喜ばれる(というかそれがプラスマイナスゼロの当然)と思われてきたから、私の一切についてもう関心を持たないよ、という風にいわれてしまうと、楽しくもなんともなくなってしまいます。 けど、だからってこれからやっぱり受験をするのは、私にとってはもう可能性がほぼゼロになってしまったのでできません。だからどうしようもない、何もかもが無味乾燥、のように、昨日の私は思っていました。 今日は少し落ち着いて、でも、喪失感。この年になって親にそんなに心的依存をしているなんて子どもっぽい、とも思いますが、事実そう考えてしまいます。 まだ、直接会ったり、電話で尋ねられたりしたときには話したのだけど、自分から人にお知らせすることが今は出来なくて(ちょっと後ろめたいのかもしれません)、相談に乗ってもらったり、話を聞いてもらったりした少なくない人たちに直にお知らせすることはちょっとまだできないのですが(両親との会話でちょっと弱っているので)(それとメールとかの短い文でまとめることが難しいと思ったので)、きめたこと、けじめとして、文章に残そうと思って日記にではありますが書きました。 今は正直とても複雑な気持ちだけど、明日からはキッチリと、お仕事人としての人生をがんばって行こうと思っています。そのために悩んで、そのために悲しんだりしたんだもん。軽率な決断だと思われるかもしれないし、自分自身が後でそう思うかもしれないけど、でも今現在の自分の決めたことだから後悔はしないと思います。 後悔をしないために決めた生き方だから、悩むのは今日まで(あ、でも、まだ何回か、悩んでもいい券を自分に発行しよう)。明日目が覚めたら迷いなんて最初からなかったみたいにいこう。 |