紹介状に書かれた地図を手がかりに矯正歯科医へ向かった。 電車で一駅、そこから歩いて15分もかかっただろうか、上り坂で炎天下だったため ひどく汗が流れて茜ももうばてばてだった。 先生はあきらかに私より若かった。 30分かけて詳しい話を聞いた。
歯医者さんがおっしゃってたように、下あごがU字型なのに対して上あごがV字型になっていること。 下前歯にかぶさっていなければならない上前歯が、上あごの発達の悪さのせいで前に出ることが できず、下とかみあってしまっていること。 これはほおっておけば受け口になるんだとか。
そしてそのうえ上前歯と下前歯の間に隙間が空いており、前歯でものを噛みちぎることができない 状態にあるということ。
やはり至急矯正が必要らしい。 上あごを大きく広げながら下あごの発達を抑え、なおかつ上前歯を下前歯の前にもっていく といった矯正。 第1期と第2期に分かれており。 第1期であごを整え、第2期で歯並びを整えるんだとか。 やはり高校までかかってしまう ( その間に金具をはずす時期もあるらしいが ) 費用はかるく100万を超す。
歯医者さんは 「 紹介状を書きますが長年通うことになりますし、費用もかかることですから 。 他にも個人的に回られて複数の病院で話をお聞きになってから決められても結構ですので 」 とおっしゃっていたが。何を基準に 「 良い矯正歯科医 」 と判断すれば良いのか全く分らない。
結局分らずしまいで直感で 「 ここは大丈夫だろう 」 と決めてしまった。 本当なら詳しい検査は次回となっていたのだが、時間があったので今日すませてもらった。 30分近い検査を終えて部屋から出てきた茜は少し涙ぐんでいた。 口の中に入れられた金具が痛かったらしい。
茜は人一番我慢強い性格なのに。帰り道ぽろぽろと泣いていた。 お医者様は 「 今回は少し痛かったと思いますが次回からは大丈夫ですから 」 とおっしゃり 我慢した茜をしきりにほめてくださった。
矯正の経験がある人に話を聞いてみたところ、金具をはめてからなじむまでの間しばらくは 多少の痛みがあるらしい。 成長期にずっとはめているわけだから ( 月一で検査があり、成長に合わせて取り替えてくれる らしいが ) そういう痛さもあるんだとか。
茜頑張れ!!
今日お医者様にしきりに尋ねられたことがある。 「 ご家族に同じような歯並び、骨格の方は いらっしゃいませんか? 」
あごや歯並びは 「 骨格 」 だから遺伝が大きな原因となるらしい。 祖父母にわたって歯並びを記入する用紙をもらって帰ってきた。
受け口一歩手前・・・ 明らかに私の遺伝だ (-"-;) 悪いところなんて似なくていいのにな・・・
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