たった今とても怖いことがあった・・・
今日は朝からあいにくの曇り空で時折ポツポツと小雨まで落ちてきていた。
なのでお昼過ぎにある学校の開放プールも 「 どんなものやろ・・・ 」 てな感じで。 瑞穂は早々と友達と電話で相談をして 「 今日はもうやめとこう 」 という結論をだしていた。
茜はというと。昨日から近所のおばあちゃんちにお泊まりに行っているという仲良しの ゆみちゃん ( ゆうゆうさんちのお嬢ちゃん ) から朝電話が入って 「 今日プールどうする? 」 と聞かれたときにやっぱり 「 今日は行かない 」 と返事をしてしまったらしい。
けれども時間が経つにつれ雲はどんどん切れていき、お日様が顔を出してきて
茜は 「 やっぱり行くわ 」 と言い出したのだが、ゆみちゃんにそう伝える術がない。 おばあちゃんが住むマンションは知っているのだが、電話番号も部屋番号も分らないのだ。
刻々とせまる集合時間。 ( プールに行きたい子供達はマンションのロビーに集合しみんなで行くことになっている )
仕方がないのでご夫婦でお出かけ中のゆうゆうさんの携帯に電話をかけることにした。
私の携帯のアドレス帳にはずっと前からゆうゆうさんの携帯番号が入っており 今までに何度か電話したこともあったので
けれどゆうゆうさんは電話に出られないようで
「 留守番電話につなぎます。 発信音の後にメッセージを入れ、最後にシャープを押してください 」
そんな感じのメッセージが流れた。
ピー
「 茜がプールのことで至急ゆみちゃんに電話をしたがっているんですが 電話番号が分らないので、このメッセージに12時までに気づいて・・ 」
ブー
「 あれ? もう時間終わってもたん? あれ?・・・ 」
もう一度かけ直した
ピー
「 12時までにこのメッセージに気づいてもらえましたら。 連絡いただけないでしょうか。 よろしくお願いします。 ○○ ( 本名 ) です 」
ガチャン
「 あーっ! またシャープ押してない! 」
ひょっとして2本ともメッセージ入ってないんやろか・・・ 心配になった私は同じ内容のメールをゆうゆうさんに送っておいた。
結局12時までにゆうゆうさんからは連絡がなく。 茜は一人支度をして集合場所であるマンションのロビーに走って行った。
そして数分後・・・ 茜は泣きながら帰ってきた。 「 誰もおれへんかったから。 今日はもう行かへん (T_T) 」
大泣きする茜をベッドの上で慰めていたら、不覚にも私が眠りにおちいってしまい (^-^;
目覚めてから携帯を見てみるとそこにはゆうゆうさんからのメール 「 遅くなりました 」
それを読んでしばらくしてからゆうゆうさんに返事を打っていると、その最中に電話の着信音が 鳴りだした。
画面をみると 「 ゆうゆうさん 」 の文字。
「 今ちょうど返事書いてたんよ! 」 と言おうと思い電話をとると。
「 もしもし。 すみません12時に間に合いませんでした 」 と男性の声
「 えっ? 」
「 間に合いませんでした。 すみません 」 と再び男性の声
「 あのぅ・・・ ゆみちゃんパパ ( ゆうゆうさんの旦那さん ) ですか? 」
「 は? 」
「 ゆみちゃんパパですか? 」
「 えっ? 」
「 えっ? 」
「 ですから・・・ 」
「 あのぅ・・・ どちら様で? 」
「 だから藤田です 」
「 は? 」
「 そちらはどなたですか? 」
「 ○○ですけど 」
「 ですよね。 私は藤田です 」
誰なのよ〜 (T_T)
「 あのぅ・・・ 」
プープープー
切られてしまった・・・
着信履歴には 「 ゆうゆうさん 」 の文字 12時前の発信履歴にも 「 ゆうゆうさん 」 の文字。
えっ?? ( ̄▽ ̄;)
アドレス帳に入ってる 「 ゆうゆうさん 」 の番号って・・・ 今まで何度もかけたことあるはずなんやけど・・・
それにだいたいこの藤田さん 「 茜がゆみちゃんに 」 っていうメッセージ聞いて 普通に「 すみません。 間に合いませんでした 」って・・・ なぜ間違い電話だと思わなかったのだろう?
謎は深まるばかり (-"-;)
そして今またゆうゆうさんにメールを送った
タイトル 「 あのぅ・・・ 」
本文 「 携帯の番号 090○○○○○○○○ じゃないんですか? 」
ただいまゆうゆうさんからの返事待ち (-"-;)
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