数週間前 茜はビーズで携帯ストラップを作り、それをお父さんにプレゼントした。
お父さんは喜んで 「 これで好きな物買っておいで 」 と500円玉を一つ茜の手に握らせた。
茜はそれでシールとシール手帳そして消しゴムを買ったのだが・・・・
今日茜がバインダー式の手帳を開いてみたところ、大切にしていたはずのシールが台紙ごと なくなってしまっていたのだ。
お兄ちゃんと二人で 「 あそこに忘れて来たんじゃないか 」 「 どこかになおして忘れているんじゃ ないか 」 と考えてみたがどうしても思い出すことができず。茜の目はみるみるうちに潤んでいった。
すると、亮輔が私に駆け寄り 「 お母さん! 500円貸して! お父さんに預けてあるお年玉で返す から 」 とせっついてきた。
そして私が財布から500円玉を1枚取り出して亮輔に手渡すと、彼は何も言わずに矢のように 飛び出して行ってしまった。
そして数分後・・・
帰って来た亮輔は汗でボトボトのTシャツを体に張り付かせ、アゴからはポタポタと汗をしたたらせ ていた。
「 亮輔どこまで行って来たん? えらい汗かいて。 走って帰って来たんか? 」
と尋ねる私には目もくれず、亮輔は一目散に茜の元に行くと肩で大きく息をしながら 手に握り締めたくしゃくしゃの小さな紙袋を茜の目の前に差し出した。
「 ほら。買って来たぞ! 」
袋から出てきた物は、シールのシートが2枚とエンピツキャップが1袋。
「 茜が持ってたやつ、それやろ? 」
「 うん! でもこっちの犬の方がかわいいなぁ・・・ 」
「 それは瑞穂に買って来てん。 キャップは二人で分けい 」
亮輔は茜びいきやから。そう思っていたけれど、ちゃんと瑞穂にも買って来てあげたんや (^-^)
夜
瑞穂 「 私がいつも友達に自慢してるもの何か知ってる? 」
亮輔 「 どうせスイミングのこととかやろ 」 瑞穂 「 ちゃうもん! 」
亮輔 「 ほんなら俺のことや(笑) 」 瑞穂 「 そう! 私のお兄ちゃん優しいねんでって自慢してるねん (^^*) 」
茜 「 私はいつもお母さんのこと自慢してる! 」
瑞穂 「 私もお母さんのことも自慢してるもん! 」
まあこ 「 なんて自慢してくれてんのん? 」
瑞穂・茜 「 私のお母さんパン屋さんで仕事してるから、おいしいパンがたくさん食べれるねんで って(^▽^) 」
ゞ( ̄∇ ̄;)おいおい
「 私のお母さん綺麗ねんで〜♪ 」 とか 「 お母さん優しいねんで〜♪ 」 とかとちゃうんかい・・・
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