2002年06月19日(水)  やっと

  やっと・・・ やっと亮輔が髪を切った。


 髪を切ると決めてから

 お父さんに 「 どんな髪型にするねん 」 と聞かれ

 「 前髪はまゆげくらい。 横は耳が隠れるくらい。 後は切らへん 」 と答え。

 「 ほとんど変わらんやろ! もっと男らしくばっさり切らんかい! 」 とどやされ。

 「 「 横は耳が隠れるくらいに 」 ってお願いしたら後はそれに合わせてかっこよくしてくれるから 」
  と母が間に入った。


 行き着けの美容院に入ると美容師さん、亮輔の顔を見るなり 「 暑苦しいからばっさりいくか? 」

 おびえる亮輔(笑)


 椅子に座らされ、もう逃げられない。


 「 後は? どれくらい切るの? 」

 「 後は切らへん・・・ 」 むっちゃ小さい声でつぶやいている

 「 ほな長さは切らへんけど、暑苦しいからてっぺん切ろ! 」

 「 ・・・・・・・・・・・ 」 明らかにおびえている(笑)


 遠くからクスクス笑いながら様子を眺めていると。

 あ〜あ〜 てっぺんちょんちょんに切られてもてるし・・・

 パイナップルや(笑)


 鏡にうつる亮輔は・・・ もう半泣き状態(^-^;


 美容師さん 「 ほら! かっこよくなったわ! てっぺんの毛を立てるのが難しいかも知れんけどな 」


 椅子から立ち上がる亮輔は力なく・・・ 顔色は青ざめ・・・

 美容院からの帰り道ずっと無口で・・・ 右手のひらは頭のてっぺんを押さえ(笑)



 と、そんなときに限って前方から同級生2人(^-^;

 「 よぉ!亮輔!! 」

 「 ・・・・・・・ 」 手は頭のてっぺんから離れずうつむいたまま知らぬ顔の亮輔

 「 お友達やろ? 返事くらいしいや 」

 「 ・・・・・・・ 」


 気持ちは分かるけど (^-^; すぐ伸びるから気にすんな・・・ 

 あんたが心配するほど誰もあんたの髪型に注目してへんやろし(笑)


 次の日学校から帰った亮輔に

 「 その髪型。みんなになんか言われた? 」 と尋ねてみると

 「 あれ? お前髪切った??? 切ってへんか? 」 と言われたらしい。

 あれだけ切ったのに気づいてもらわれへんて。 ある意味むなしくないか? (^-^;





 ('-'*) いつも アリガト♪

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