あの日も寒かったね。夜中に車を飛ばして、君にお別れを言いに行ったね。あのまま時間が凍り付いて、でも、僕の時間は一年も流れた。色々な人に出会った。泣いたり、笑ったり、抱きしめたりした。君の事を忘れてしまうくらい、に。そして、1年が一回りして、君を思い出す。今の僕を知ったら、君はどんな顔をするだろうか。ちょっと、楽しみなような気分だ。変だね。