なべて世はこともなし
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2007年10月16日(火) 内見に突撃する【ダブリン家がある2007】(その2)

家の内見に行ってきました。


まず行ったのが、ダブリンの西の果てにあるアパート。7階だか8階建てという考えてみればこっちでは結構珍しいと思われるビルの最上階ではない上層階。


私の巡回サイトの一つ東京のRetour&Retourさんという不動屋さんのブログ。現在の東京の住宅事情を知るのにこれ以上ないいいサイトですのでご興味のある方は是非どうぞ。このブログ、今、新宿の高級マンションの特集をされてます。


このエントリーをぜひ見てほしいのですが、高級賃貸マンションのいわゆる2LDKと呼ばれるタイプで、専有面積は63㎡。いい間取りです。採光なんかもいい感じです。これで家賃は共益費込みで23万3000円。23万とか聞くと何の冗談かと思いますが、よく考えてみると、ここの家賃は1200ユーロ(19万2千円)。こっちが市内からバスで30分、新宿のマンションは文字通りの都心なので、ほとんど一緒ということもできるかと思います。


違いはといえば、郊外だからということもあるかもしれませんが、東京のそれより広い。専有面積は80㎡。2bedrooms apartmentのくせしてバスタブつきのバスルームが二つあります。


 


バスルームと主寝室の中にあるバスルーム





入口の間口も広く、余裕のある造りという気がします。





ベッドルームは…まあまあの広さ。





収納スペースはまあまああるけど、今住んでいる家の階段下の倉庫とか、庭にある物置とかがなくなるのは痛い。


決して悪くない物件なんだけど、今までずっと家に住んでいた私たちにとってマンションは何となく息苦しいのだ。マンションに入った瞬間に並んだドア、エレベーターに乗るという手間、家に入っても窓一つない空間にドアが並んでいるというのはなんとなく気が乗らない。ぜいたくと言われれば返す言葉がないのですが。


反面、会社から徒歩2分というのはある意味で魅力。とはいえ、わが人生が半径500メートル内で完結してしまいそうというのは恐ろしい気もする。なによりも、ひでかすが街までバスに揺られて30分というのはあまりにかわいそうな気もする。うーん。決め手に欠ける。


で、シンドラーのリフト物件。こちら、不動産屋の担当者のケータイに電話をかけたら


不動産屋:「今忙しいの。SMSを送って」


と言われたのでSMSを送ったもののなしのつぶて(正確には金曜日に送ったSMSに返事が来たのが火曜日。遅すぎ)。というわけで、シンドラーのリフトはもともと狭いアパートだしあまりよさげな物件じゃなかったので却下。


残ったのは私が入院した思い出の病院Beaumont Hospitalのすぐ脇にあるアパート。2 Bedrooms Apartmentで1400ユーロはあんまり。しかもバス停から徒歩10分は痛すぎる。というわけであまり乗り気ではなかったが行ってみる。


うーん。なんちゅうか。本中華(古すぎ)。地の果てのアパートがよすぎたのか、そこと比べるとあまりに見劣りするのだ。





たとえばこの写真。ダブルベッドルームの写真なんだけど、見てのとおりベッドは入ってない。で、ベッドを入れたらたぶん身動きが取れなくなると思う(だったらいっそのことマットレスを敷き詰めたほうがいいんじゃないかという気すらする)。





ほんじゃ主寝室はどうよというと、うーん。ダメ。腰痛持ちのひでかすはベッドの上に座って、


ひでかす:「こんなマットレスに寝てたら腰が痛くなる」


とひとこと。


交渉すればマットレスくらい変えてくれそうな気もしたが、そういう問題じゃなくて、200ユーロ余計に出して場所は若干良くなるものの家そのものの質は大幅に下がるとなると何となく気乗りしない。


うーん。どうしよう。


続く。




業務連絡。
庭用の大きな白いプラスチック製のテーブルとイス4脚。ほとんど未使用ですが、全部で15ユーロ程度でお譲りしますので興味のある方はご一報を。





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