なべて世はこともなし
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2007年06月08日(金) 日本旅行記(5):青い空と青い海を求めて沖縄へ(2)

だいぶ間が空いてしまいましたが、続きでござる。


ケチな私は、高速を使わず一般道を経由して、件の本部町のホテルへ。ホテルに着いたのは夜の8時過ぎ。5月のアイルランドでは午後8時はまだ日暮れまで相当な時間があり明るいが、当然沖縄は真っ暗。


国道に面した外壁一面に書かれた「海の見えるホテル」という文字が逆に安っぽい。…が、確かにちゃんと海に面していた。海の家よろしくホテルのバルコニーの向こうは砂浜。津波でも起きない限りはこりゃいいロケーションだわ。





かくして、わざわざ指定して、洋室ではなく和室にチェックイン。部屋は二人で使うにはもったいないくらい広く(布団4つは敷けたと思う)、ワンルームマンションのユニットバスみたいな風呂以外には文句なし。…ちゅうか、安くていいよ。ここ。





昼にヒコーキの中で空弁(鯖の押し寿司)とアイスクリームを食べたあまりおなかのすかない私。それでも沖縄名物を食べようとホテルのレストランで沖縄そばを注文。ダブリンでも豚の角煮を作ろうとするくらいの私のことだから、これをまずいと思うはずはない。






完食。


素朴においしかったです。私は満足しました。…が、アイルランドに住んではや7年だかの味覚音痴の言うことですからあまり当てにしないほうが安全です。何せ、親がまずいまずいと文句を言った回転寿司も私は満足しましたから。


あ、そうそう、前日の日記で触れたGoogle Mapで採石場が近くにあった件について。結論から言うと全く気になりませんでした。採石場のすぐ脇を国道が通っていて、大変かと思いきや、実はごく最近にバイパスができて採石場の近所は迂回されるようにうまくできてました。





翌朝。


どよよよよーんとした海と空(ちなみに写真は自分の部屋からの眺めです)。


ああ、沖縄の青い海と青い空はいずこに。


どよよーんとしているだけならまだしも…雨が降っている


ああ、沖縄の青い海と青い空はいずこに。


仕方がないので、急遽予定を変更して(って実は最初から予定など立ててはいなかったのだが)、ホテルから程近い沖縄海洋公園へ。そう、美ら海水族館に行ったのだ。





こんな魚をアップで見られる水槽(注:撮影にズームを使ったり、画像の編集をしたりは一切してません)もあり、見ものはなんといっても





この大水槽。写真下の人との大きさの対比にはい注目ー。


こりゃ人気も出るわけだなと納得。


個人的に気に入ったのは





このアナゴさん。砂から顔出して、巻きついたりケンカしたりかわいいんだわ。





かくして、売店でぬいを二つ買ってしまいました(そんな私は30超えたオッサン)。



ちょっと気になったのは売店のこちらの表示。






Cregit and Cash Available(原文ママ)


…何か履き違えてませんか?(ここで、現金またはクレットカードがもらえるんですか?)


なんだかんだで「水槽を上から見るツアー」だとかイルカのショーなんぞを見て半日以上水族館で過ごす。一番よかったことは、いつの間にか雨が上がっていたこと。


そのあと向かったのは今帰仁城(今、意地悪で「なきじんぐすく」とそのまま入力したら地名人名モードは使ったものの、ちゃんと変換できた。Word2007、侮れじ)。「世界遺産だから」という理由。つくづく思うけど日本人観光客って莫迦だよねえ。世界遺産だから行くとか言って海外を旅するやつが多い!で、それを助長するようなテレビ番組も多いし。じゃあ、世界遺産じゃなかったら興味がなくなるんかい!と言いたい。そんな私もたぶん今帰仁城が世界遺産じゃなかったら訪問しなかったという莫迦の一人


そんな莫迦だから今帰仁城のレポートも以下のような莫迦丸出しになるわけです。


今帰仁城の駐車場に車を止めると、とりあえず喉が渇いたことに気がつく。売店の冷蔵庫を見ると





ゴーヤーマンドリンクキター


沖縄と言えばゴーヤー。これを飲まないテはない!…と、初めて見たゴーヤーマンドリンクを見て勝手に決める。というわけで、腰に手を当てて一気飲み。


…そりゃ砂糖が大量に添加されているんだろうけど、甘くて微妙な味。ちゅうか、はっきり言えば(自主規制)だぞ。もっと言えば、ただの甘いレモネード味で、ゴーヤーの味がしているかどうかはビミョー。よくよく缶を見ると、ゴーヤー3%って…ほとんどインチキオレンジジュースと変わらんレベルじゃん。


わかった。百歩譲ってゴーヤーの味がしてるかどうかは不問としよう。だけどよー






このゴーヤーマンドリンク、実は沖縄ではなくわがO分で製造されているってどーゆことよ。


ドリンクつながりで行くと、この駐車場から今帰仁城の入り口まで徒歩5分くらいかかるのだが、その途中にあった売店もなかなか味があった。





ほんまもんジュース。飲めば分る。


言い切られてしまっても困るんですが…。ちゅうか、何がわかるんですか?


さらにもっと言わせてもらうと、別の看板…。





Bicアイス


もしもーし、BicはBic CameraのBic(あるいはフランスのペン会社)。それとアイスの関連性について、この看板を出した人は100字以内で簡潔に述べてください。

と、脱線しまくったところで本題に戻ります。はい、こちらが今帰仁城です。










変に朱里城のように手が加わってないだけいいかもしれない。そして、周りがQ州では見たこともないような亜熱帯のジャングルというのもそそります。が、そんな観光モードも一気にエマージェンシーモードに入ります。よりによって、今帰仁城の際奥地に来た時点で問題発生。





ゴーヤーマンドリンク、大ヒット!


ゴーヤーマンドリンクの名誉のために言わせてもらうと、私、結構簡単におなかを壊す人です。だから冷たい飲み物を一気飲みなどすべきではないのですが、やってしまった。城の最奥部から駐車場併設のトイレまでの約10分、「身」の危険を感じながら移動しました。


今帰仁城のトイレ。






音姫つき。


初めて見ましたよ。余裕がなかったので押してみませんでしたが(そのくせ写真はしっかり撮ってるやつ)。


話は前後するけどこの日の夕飯は懲りもせずに






ゴーヤーチャンブルー


何でもおいしくいただける私には悪くなかったと思う。が、連れのMausiは一口つまんで


「にがー。よくこんなもん食べられるね」


と一言。どうやらゴーヤーと私の相性は良くないということで全国のトップブリーダーの約8割が納得した模様。


などと言いつつ、実はまた





完食。


ずいぶん親の仕込がよかったんだなと自分で思いますが(あるいはビンボーだっただけのことか)。


今帰仁城の後は、とにかく岬があると突端までいかないと気が済まない莫迦な私は行きましたよ。国道58号線を海沿いに走り





(「海沿い」であるという前提で国道の標識に書かれた地名に注目)津波





不当な制限速度(50キロ)を守っていたら走り屋さんに追い越されたりしつつ、





沖縄本島最北端。辺戸岬。


ヘドという響きは最悪ですが、辺戸岬です。






ゴールデンウィーク真っただ中だというのに、この適度な寂れ方が素晴らしく、趣があります。


ただし、ここの公衆トイレは






…終わってます(さすがに中の写真は撮ってません)。


その隣にあてつけとしか思えない





「清潔なトイレもご利用ください」と書かれた休憩所があるのだが、





…見事に廃墟になっている。清潔なトイレへの需要は思ったほどなかったのでしょうか。


と、まあ、この時点ですでに夕方の5時を回っており、このまわりにはいろいろと興味のある場所もあったのだが全部パス。


その後は、私の悪い癖が出て、メインの島の西側にある国道を使わずに、島の東側を通る県道経由で宿に帰ることに。私の悪い癖とは、同じ道を二度通るのは退屈だから別の道を通りたい…といつも来たのとは別の道をたとえ遠回りでも通ろうとするのだ。


こういう私の意味不明な悪癖っていろいろあって、たとえば、東京ではできる限りJRに乗らない。別にJRにツユほどの恨みがあるわけではないのだが、たとえば上野から横浜に行くという場合、フツーの人はJR京浜東北線で移動するだろうけど、私なら、銀座線で渋谷に出て東急東横線に乗るとか。…はい、変人なんですよ。ありていに言って。


その結果、





このような何もないなぜか速度制限が40キロの道をえんえん2時間走り続ける羽目になりましたとさ。


こうして沖縄での二日目は終了。…ちゅうかさ、もう少しまともで役に立つ旅行記は書けんのか…と自問。




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