なべて世はこともなし
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2006年12月05日(火) Eircomもバカなら、ガス屋もバカだ…というお話

土曜日の早朝。ノックの音がした。


無視すべきかどうか一瞬悩んだが、もしかすると前の大家が郵便物を持ってきてくれたのかとも思い、ドアを開ける。そこにいたのは郵便配達のおじさん。なぜに土曜日に郵便配達?


郵便局員:「小包でーす」


かくして届いたもの。





Eircomブロードバンドのモデム。


11月13日の日記をご記憶でしょうか(お読みでない方はぜひお読みください)。人がいらないとはっきり断ったモデムを3週間後に送ってくるこのバカ会社。ほんで、今日、おりしも請求書が届いたのですが、インターネットの課金は11月17日から繋がっていたにもかかわらず27日から。私の場合10日ほど得をした計算になるのだが、新規で申し込んだとすると、3週間以上待たされて、しかも1週間ほど無駄に課金されている計算になる。


一体全体この会社にはbottom lineちゅーもんがあるんですかね?もう何をされても驚きませんが。


引っ越して2ヶ月。各種公共料金の請求は2ヶ月に一度が多いため、ただいまちょっとした請求書ブームとなっております。10月より、突如33%(!)の値上げを断行して消費者からブーイングを受けているガス屋からも請求書が来ました。これは日記には書いていなかったのですが、以下は、引っ越したときのガス屋と私の会話。


私:「…が新しい住所です。で、新しい家はガスヒーティングを使っているので通常のプランに戻したいのですが」
ガス屋:「わかりました。大丈夫ですよ」



何度でも書きます。


このホームページの主題:アイルランド人の言う大丈夫ほど大丈夫ではないものはない。


ちょっと解説。11月18日の日記に詳述した私たちの前の家。ちょっと脱線を許してもらうとあの大幅に手を加えることが必須と思われる家、ただいま売りに出ております。お値段


580,000ユーロ(8700万円)


Snigelお得意の誤植じゃありません。本気です。あの家がほとんど億に近い値段で売りに出てるんですよ!一体全体この国はどーなってんですか?確かアイルランド人の平均的な所得が30000ユーロ(450万円)とか聞いたことがありますが、だとすると、あの庶民的な家が年収の20年分という計算になります。…ちょっとダブリンのバブルもここまでくるとほとんど言葉を失いますね。


…何の話でしたっけ。そうそう、前の家。あの家暖房はオイルだったので、ガスは調理専用だったのです。つまり、ガスの使用はほとんどない。そんなわけで、前の家では基本料金安めで従量料金の高いReduced Tariffというのを選択していたのです。


反面、今回引っ越した家は、暖房にガスを使っているので、ガスの使用は当然増えます。かくして、Normal Tariffに変えてと言ったわけ。


もうお分かりですね。そう、今回来た請求書はしっかりReduced Tariffで計算されて30ユーロばかり余計に課金されていましたとさ。


怒った私はガス屋のカスタマーサービスに電話。


私:「請求書をNormal Tariffで再計算して新しいのを送って」
ガス屋:「無理です」


で、抗議メールを送ったら、2週間後に「Normal Tariffで計算したので30ユーロ返金します」というメールが来た。また係りがいい加減なことをいったと怒るべきか、やってくれただけましと思うべきか。後者の人でないとこの言いk減王国では生きていけないと思います。


ああ、いい加減王国。このネタ、来週あたりに続く。




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