なべて世はこともなし
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2006年09月06日(水) I know nothing I'm going to Barcelona (3)

ひでかすに、今日の日記でどのネタを読みたいか聞きました(数秒前)。


(1) 「バルセロナの続き」
(2) 「僕らの冷房戦争」
(3) 「mp3初期不良事件(6/18)のつづき」



ひでかす:「バルセロナの話をさっさと片づけたほうがいいよ。俺のブログ、未だに5月の話をしてるから」


…納得。現在ひでかすは私の後ろで何か私に話しかけてますが、とりあえず、無視。今から日記の更新するんだから。というわけで、バルセロナの話の続きです。




「いつも遅れる」といわくつきのGirona行きのヒコーキは10分早着。入国審査は、EU外の人間の場合、入国審査の列に並んでようやく自分の順番が来ると、「ほれ、もってけ」という感じで、入国カードを渡されて、それを記入したら、またあらためて入国審査の列に並ぶというとっても意味不明で要領の悪いもの。しかもカウンターにペンすら置いてないし。去年の頭の悪いマルタの入国審査を彷彿とさせる。




こちらが空港を外から撮ったもの。帰りに撮影(到着時は既に陽は暮れておりました)。ボーディングブリッジなど最初から存在しない、まさに、くされRyanairのための空港。




こちらも帰りに撮影したチェックインエリアの様子。はっきり言って、Q州のわがO分空港のほうがでかい。


せっかく早く着いたのに、接続のバスは早く出ることはなく、バス停で30分ほど意味もなく待つ。ようやく客扱いをはじめたバスの最前列に乗り、バスエーランでは見たことのない三点式のシートベルトをしっかりと締める。ちなみに、シートベルトをしていたのは見渡す限り運転手を含めても私だけでしたが、例えバスでもベルトはした方がいいと思いますよ。




スペインの高速道路は日本同様有料らしい。空港からほぼ直結の高速道路のインターに料金所があり、バスにはどうやら日本で言うとこのETCがついているらしく、料金所で一時停止しすぐ発車。以下、本線料金所を二回通過して、80キロの道のりを70分で駆け抜ける。結構早い。


午後11時前に、バルセロナ市内のバスターミナルに到着。そこから、地下鉄に乗り予約していたホテルへ。


バルセロナ出身の同僚が行く前に私に言うのだ。


同僚:「バルセロナでタクシーに乗っちゃいけないよ。ボラれるよ」


そして、バルセロナ出身の別の同僚は言うのだ。


同僚:「バスターミナルについたらそのままタクシーに乗ったほうがいいよ。え?ぼられるかもってあいつが言ってた?大丈夫、ボラれても大した金額じゃないから」


あんたらの意見はあてにならんというわけで、初めての国とはいえ、さほど心配していない私は地下鉄にさっさと乗りました。


掲示板でも紹介されてたバルセロナ総合情報サイト、バルセロナエッセンシャルズというページを閲覧してたら、治安のページがありまして、そこで、こんな別のページが紹介されてまして(←少なくともこのページは以下の話の展開上、ぜひクリックしてみてください)。


このページ、思えばうちの10倍に当る300万以上のアクセスを誇る、スペインなんでも情報リアルタイムという有名ページの中の1ページらしい。そのページによると、「マドリッド・バルセロナなど、大都会の散策時に絶対にやってはいけないスタイル」として、以下のことが挙げられています。


(1)リュックサック
(2)リュックサックの前がけ
(3)バッグのたすきがけまたはバッグを持った上から上着で隠す
(4)貴重品袋の紐が見える



という前提の上で、私のホテル到着時の格好をチェックしてみましょう。初公開の自分撮り…こんなこと普段はもちろんやりません。





上はコムサのお気に入りのシャツで、下はユニクロのバーゲンで1990円だった…とか、そんなことはどーでもよくてですね、要は


(1)リュックサック利用(前にかけたりしたら貴重品を持っているようで余計怪しい)
(2)カメラケースを上着で隠す(隠したつもりはないけどシャツを着流しているので自然とそうなる)
(3)貴重品じゃないけど、ケータイの紐がもろに出ている(これはいつものこと)。



スペインに住む先人のありがたい意見をきれいさっぱり無視するやつ(むしろ反抗しているようにすら思えるが)。結論から言うと、何も盗られたり、怖い経験もしませんでしたが(だからといって、私のような格好を推奨する意図はありませんので念のため)。


で、かくして、地下鉄でバスターミナルから3駅の駅に到着。そこから徒歩2分のホテルに着く。


この四つ星のホテルが実に謎でして、ラストミニッツサイトで、Crazy Summer Room Rateと称して、シングルルームが190ユーロのところ100ユーロ、ダブルルーム(2人利用)が200ユーロのところ70ユーロになっている。おかしいと思いつつ、ダブルルームを予約する。だって、ダブルルームのほうがシングルルームより安いってどーゆーことよ?


しかも…

Our service allways will park your car or help you if you come by taxi. There will be a manager who will welcome you at the hotel and go up with you to the room.

…だって。とか言いつつ、誰も部屋まで来てくれることもなかったですが(来なくていいし)。




ホテル外観翌日撮影。


…というわけで、一体どんなホテルが出てくるやらと疑問だったが、きれいじゃん。




中もきれい。




バスタブもあるし。


で、酒を飲んでさっさと寝ようと思い、ビールを飲んだのだが、あまりの暑さにこのまま汗をかいたままじゃ眠れないという事実に気がついてしまい、シャワーを浴びることに。そして、ふと気がついてしまった。


あ、風呂に入れる!


そりゃシャワーは毎日浴びてますが、風呂にお湯を貯めるということがアイルランドではほぼ不可能。お湯のタンクが小さいので途中で水になってしまうのだ。かくして、最後に風呂に入ったのが日本に行ったときという有り様。ありがたく風呂に入らせてもらいましたが…


おかげで目が冴えてしまい眠れなくなりました。


かくして、今回二日目まで一気に行くつもりがくだらない寄り道ばかりして話が全然進まないまま、その4に続く。次回こそ、みねまいファン待望のみねまいの話が出てくる...と思う。




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