なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2005年03月22日(火) |
もう一つのスカイフェスタ |
聖パトリクスデーの行事が終わりました。祭日出勤の私を憐れんだ(ってことはないんだろうけど)ひでかすが写真を撮ってきてくれました。詳しくはこちら。
というわけで、パレードの様子は上のリンクをたどってもらうとして、話を進めます。個人的にはパレードよりも大きなイベントだと思うのが花火。「スカイフェスト」なる名前がついて、20分程度と短いながらも花火自体毎年レベルが上がっている気がします。私も、市中心部のアパート(日本的にいえばマンション)に住む友人に誘われて、屋上から花火見物をすることに。
かくして、バスに乗ろうとしたのですが、バス、来やしねえ。うちから町までバスで10分程度ですが、花火という特殊な事情も考慮して家を1時間前に出ました。バス停に着くと、そこにはすでに多くの人が待ってます。ところが待てど暮らせどバスは来ない。バス停で待っている人の数も増える一方。ストレスも溜まる一方。で、いい加減キレそうになってタクシーを捕まえようかと考えはじめているとようやくバスが来た。
満員通過。
…よくやられてたよなあ。バスで通勤してた頃。で、さらに10分待つことに。だいたい、このあたりは少なくとも5分に1台はバスが走っているはずなのになんで30分に1台しかバスが来ないんだ?しかも、そのバスは満員なんだ?
10分後、今度のタクシーに絶対乗ろうと決心したら、バスが3台まとめてやってきた。
基本ですね。
で、1台は満員。で、他の2台が止まったので、バス停にイライラしながら待っていた20名ほどの乗客は2台のバスに乗り込む。ちなみにこのバスも満員になり、途中のバス停はほぼ通過。
で、街中は交通規制が敷かれているらしく、なぜか各種ガイドブックに「キケンキケンキケン」と書かれているGardiner Streetで予告なしに降ろされる。これが花火開始の10分前。さすが、ダブリンに長く住んでいるだけあって、自分の家から町まで普段10分のところ1時間を見ていた私は偉かったと言っていいだろう。
ちなみに、「ダブリンバスはお祭りの時になると本数が少なくなる」という噂があるが本当なのだろうか?だいたい、花火という行事があるのに臨時バスの1台も出さない(あるいはバスが減る)その見識の無さは立派だよ。
で、もっとヒサンな経験をされた人もいます。
この方、花火を見るために市南部から市内を通過して市北部へ抜ける某バスに乗っていたそうな。ちょうど8時ごろ街に着くように計算して。
ところが、市内は交通規制をしているとのこと。突然運転手さんが
運転手:「今日はThomas Streetが閉鎖されているから、Quay(川沿い)に迂回します」
と言って、本来のバスルートを外れたのが悲劇の始まり。どうやら運転手さん、会社から迂回するよう無線で指示を受けたらしい。
で、Quayに着くと、QuayはGarda(警察)によって閉鎖されている。と言っても、むろん路線バスのこと、例外として入れてくれるに違いないと思いきや
警官:「道路、閉鎖中です」 運転手:「これ、路線バスなんですけど」 警官:「いいから、左に行って」
…と、本来とはまったく明後日の方向Heuston駅に向かわされたそうな。
ダブリンバスもアホなら、警官はもっとアホです。
かくして、この方、結局花火に間に合わなかったそうな。だって、このバス、結局シティセンターには行かなかったそうだもん。
教訓:花火の時はバスを使わない。使うなら、うんと早く出発すること。
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