なべて世はこともなし
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2004年11月20日(土) 世界でいちばん暮らしやすい国・アイルランド

まずは、このニュースから。


「暮らしやすい国」1位はアイルランド…英誌調査

 【ロンドン支局】英エコノミスト誌が世界111か国の1人当たり国内総生産(GDP)や政治の安定、治安、衛生状態、家庭生活などを基準に割り出した「暮らしやすい国」ランキングで、アイルランドが1位に選ばれた。世界第4位の1人当たりGDP、家族や共同体の温かいつながりを維持していることが評価された。同国は19世紀に大飢饉(ききん)を経験するなど、20世紀後半まで移民大国で、今回の調査は同国の大変身を裏付ける。

 2位はスイス、3位はノルウェーで、上位10か国中、6位のオーストラリア以外は欧州の中小国だった。日本は17位で、米(13位)、仏(25位)独(26位)、英(29位)など主要国は中ランクにとどまった。「最悪」111位は、ムガベ独裁政権下のジンバブエ。ロシアは104位、中国は60位。北朝鮮はリストに入っていない。
(読売新聞) - 11月19日1時49分更新

(出典:Yahoo! News



たくさんのメールありがとうございます。これだけの数のメールをいただくと、無視できない状況になるわけで。


こんにちは。アイルランドっていいね。


…そうですか?


すごいですね。Snigelさんから聞いているアイルランドとはかなりのギャップが感じられます。Snigelさんは、面白おかしくかなり脚色して書いているのかな。


別に私は脚色して書いているつもりはありません。日々の日記は、私が体験したことをそのまま書いているつもりですが、反面、「今日は一日穏やかで何もない日でした」なんて日記は書かないから、当然、内容が偏ってくるというのも否定できないのですが。


たまたま昨日のニュースで日本の労働生産性のランキングについて述べていましたが、日本は世界で第13位、一方アイルランドは第3位とか。日本が経済大国とうぬぼれている間に、どんどん追い越されているということでしょうね。


…と、まあ、話がことここまで来て、どうやら私の知らないアイルランドの側面というのがあるのかもしれません。


少なくとも、大して高いと言えない生活水準で毎日汲々と生きている私には見えない何かがあるのでしょうか。私のまわりを基準に話させてもらうと、「アイルランドの労働生産性が世界第三位」とか言われても全然納得ができません。私のまわりのアイルランド人もまったく同じことを言っているのですが、これって、私と性格環境が似ている人たちに聞いているからなんですかねえ。自分でもよく分からなくなってきました。私の実感から言えば、アイルランドは日本を追い越していないと思います。


まあ、この辺を突っつきはじめるときりがないんですが、世論調査とかアンケートの結果ってどうだって調整できるんですよね。例えば、どっかの新聞社から「緊急世論調査」で「内閣支持率の調査」をしているという電話がかかってきたとします。電話の向こうで、


「最近の小泉総理の答弁は人を小馬鹿にしたようなものが多く、国会軽視ではないかと言われてますが、あなたは小泉内閣を支持しますか?」

なーんて聞かれたら、たとえ自分が小泉内閣を支持してても思わず「いいえ」と答えたくなりませんか。


あとは、統計の手法。今回の統計を吟味していないのであまり確定的なことは言えませんが、例えば、「ビールをよく飲む国は生活レベルの高い国」とか「移民を過去に多く出した国は国際関係上有利な国」なんてふうにこの統計上で評価されていたら、アイルランドはおのずと上位に来るわけで。


…何が言いたいかもうお分かりですよね。ありていに言えば


こんな結果、信じられん!


…ということです。身の回りのアイルランド人その他もろもろも同意見です。


最後に…


明らかに北朝鮮のがオチになってる。
多分、書いた人も、自分で書いてて笑ったと思う。
爆笑じゃなくて、クスって。


(これは私の友人の日記から勝手に(すいません)転載)


とにもあっくにも、この統計の詳細を調べてみようと思っています。はっきり言って納得できてませんから。


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