なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2004年04月02日(金) |
やっぱりネタを呼ぶ?アムステルダム(5) |
アムステルダムのお話の続きです。。
さあ、4回にわたり引っ張ってきた(その1、その2、その3、その4はリンクをたどってくださいね)アムステルダム旅行記もいよいよ5回目。今日完結させようと思ってましたが、長くなったので今回も含めあと2回続きます。
そんなこんなで帰りのヒコーキ。行きのヒコーキであんなことを言われたもんだから、ちょっと気になって、ハノーバーの地上職員に声をかけてみた。この方、ゲートでいつもパスポートをチェックしている。
私:「いつもお疲れ様」 相手:「お客様こそ。いつもお会いしますね。ではまた来月」
…面、完全に割れている。
そりゃロンドン=ハノーバーを定期的(ほぼ月一回のペース)で飛ぶ日本人なんて(ドイツ人とかイギリス人はともかく)そうそういないかもしれないけど、それにしてもここまで面が割れているともう何とコメントしてよいやら。そろそろ自分の生活のパターンについて考えるときかなあ…などと意味深な発言をしたりして。
ともあれ、ロンドン行きのヒコーキは到着便の遅れの関係で30分遅れとのアナウンス。実際には40分程度遅れて離陸。
巡航高度に入りベルト着用のサインが消えてそろそろドリンクのサービスが始まるかという頃突然
スッチードさん:「お客様にご案内致します。お客様の中でトルコ語を離される方は客室乗務員までお知らせください」
という訳のわからんアナウンス。次の瞬間からスッチーさん、スッチードさん総出(と言っても3人しかいない)で、ドリンクのサービスなど忘れたかのように、なぜか酸素ボトルなどを持って右往左往しはじめる。
ををっ、これは急病人か!
野次馬根性丸出しで申し訳ないけど、これはまさに緊急事態。次の瞬間には
「お医者様はいらっしゃいますか」
というアナウンスのあと、もしかすると、
「機長です。急病人が発生したため、ロッテルダムに緊急着陸します」
なーんてなったらこれ以上ないいい日記のネタになる!!
…と心ひそかに期待(こういうことを言っているやつはいつか自分がこういう目に遭う)。ところが、残念幸いなことに緊急着陸には至らず、ロンドンに通常通り着陸。強いて違いをあげれば、ドリンクのサービスが着陸前のシートベルトサイン点灯数分前に行われたことぐらい。
で、滑走路に救急車が止まっているかと思いきや、それもなし。ヒコーキは何事もなかったかのようにゲートに着…あれ、何かが違う。
ターミナル1に到着。…と言ってもほとんどの方はなんだか分からないでしょうが、このヒコーキ、ターミナル2に到着すべきだったのだ。滑走路からできるだけ近いターミナル1にして急病人を降ろそうとしたのか、それとも機材繰りの関係か。ともあれ、スポットには救急車待機中。…ああ、やっぱり病人だったんだわ。
スポット到着後、乗客が立ち上がろうとした絶妙のタイミングに機長がアナウンスで…
「機長です。お気づきとは思いますが、乗客の中に急病人がいらっしゃいます。まずは急病人を先に降ろしますので、乗客の皆様はそのままお席に座ってお待ちください」
で、救急隊員は乗客を担架で降ろせずに、なんとヒコーキの高さまで寝台のスペースがリフトで持ち上げられる救急車(名前を何と言うのかすらわからん)まで呼ばれて、乗客を降ろすまでにさらに30分。結局到着は予定時刻の1時間遅れ。さらには、ターミナル2までバスで10分かけて移動というおまけつき。
痛すぎる最終回に続く。
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