なべて世はこともなし
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2004年03月02日(火) St. Patrick's Dayの花火の特等席、教えます

3/17は言わずと知れた、St. Patrick's Dayです。で、このネタは本当はSt. Patrick’s Dayが近づいてからやればいいのですが、今週末から来週末まで恒例の海外逃亡を図る私、このネタをアイルランドに帰ってきて、St. Patrick’s Dayまでに更新できるか謎なので、早すぎることを承知で今日紹介してしまいます。


で、St. Patrick's Dayといえば、パレードもさることながら、それと同じくらい…あるいはそれ以上に人気があるのが花火。ただ、この花火、特に町から見ようとすると、人ごみのおかげでほとんど見れません(隅田川花火大会状態)。でも実は、地元の人も知らないようなとんでもない穴場があったりします。今日はそこのご紹介。


場所はここ(地図上の赤い部分)。



御存知の通り、St. Patrick's Dayの花火は、Liffey川の河原から打ち上げられます。で、打ち上げる近所は当然通行止め。この立入禁止区域から100メートル程度のところに、Sheriff Streetという通りがあります。ここ、下に貨物の引込線がある関係上、陸橋になってます(地図上赤色の場所)。。で、その南側は貨物の操車場の跡地で広大な空き地。そう、ここが立入禁止区域にいちばん近くて、かつ、一段高いという完全に「おいしい」スポットなのです。



行き方は至って簡単。Connolly駅からNorth Strandを北上して、North Circular Roadとの交差点(葬儀屋がかどにあります)を右折、DARTのガードをくぐってしばらく行ったところです(地図上、緑の点線参照。駅から徒歩10分程度)。



ここ、例年、道路端の壁(腰の位置くらいの高さ)際に子供が陣取って、反対側の壁にも人が陣取っている程度で「混んでいる」という印象は受けません。ところが、残念なことに、どうやらこのあたりにも開発の手が入るらしく、数日前に写真撮影に行ったところ、人の背丈以上の高さの壁が設置されてました(写真奥の水色部分)。ゆえに、今年は「砂かぶり」のスポットは例年の半分以下になってます。もしかすると、この貨物の操車場の跡地にも開発の手が入って、このスポットも今年限りになるかもしれません。


実は私、このスポットで例年密かに花火の鑑賞をしているのですが、例年ですと花火が始まる15分前、つまり7時45分頃に行けば、特等席はほぼ間違いなく確保できてました。でも今年はこの壁のせいでどうなるかちょっと微妙。


また、このエリア、ダブリンでも屈指のすさんだエリアですので、ダブリンをよくご存じない観光客の方はあまり近寄らない方がいいと思います。その点をご了承の上この情報をご利用ください(「責任は取れないよ」ということ)。あ、なお、Eastwall周辺は例年車両の進入規制をしてます。車は私のようなインチキをしない限り入れませんのでその点も注意。


余談ですが、8年前の今日3/2に初めてアイルランドに来ました。8年ですよ。8年。途中確かにブランクがありましたが…8年です(しみじみ)。

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