なべて世はこともなし
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2003年06月03日(火) ビザ更新騒動記−これを読んでもあなたはまだアイルランドに住みたいですか(2)

昨日の日記の続きです。

3/24の日記にも書いた通り、私が会社の総務に3月の初めにビザの更新をするように頼んだのです。何せ5月末日にビザが切れるので、それまでに対策を練っておかねばならない。まあビザが切れてもアイルランドでじっとしている限りはさしたる問題になりませんが。そう、アイルランドから出国しない限りは。


ところが!これは掲示板に当時書いたのですが、アホタレな私は、2月の時点で自分のビザが切れるその週末にドイツに行くチケットを買ったのです。なんでまたそんなアホなことをしたかというと、(1)その週末がちょうどバンクホリデーで3連休であるという点、で(2)にも拘らずまだ2月ということもあって航空券が安かったという点。


実はこの時買ったチケットいつも通り、ダブリン発ロンドン経由ハノーバー行きなのですが、ダブリン=ロンドン間は税抜きで何と片道8ユーロ。ライアンエアの話じゃないですよ。スタアラにも参加しているブリティッシュミッドランドの話です。まあこの話はのちほど。


かくして、文字どおりの「格安」航空券を買った私。そういうこともあって3月の初めには総務にビザの更新のお願いをしたわけ。まあ3ヶ月あればちょっとやそっとの問題が起こっても大丈夫だろうと…。


これは3/24の日記に書いてませんが、私は自分のパスポートの全ページのコピーを提出したのですが、北半球一使えない、かつ無愛想だと評判の総務のBreda(仮名)は「パスポートの全ページのコピーは必要ない」勝手に判断してパスポートのコピーは一番最初のページだけ提出したのです。で、これは3/24の日記に書いた通り3月初めに私が提出した資料を2週間ばかりほったらかしにして、で、忘れた頃に「P60フォームがない」と言ってくるアホぶり。


で、それからおよそ2週間後の4/1つまりは私の誕生日に話は飛びます(3/24の日記は同時進行で書いていないので日記上の日付と実際の日付に1週間近い差があります)。Bredaがメールを書いてきて


「あなたの就労許可証の申請書が本日書類不備で返却されました。現在のビザのスタンプのページがいるそうです。至急再提出してください」


Bredaに殺意を抱いたことは想像に難くないかと。


幸いといえば幸い、パスポートの全ページのコピーが手元に残っていたので、それを即座に再提出。で、Bredaはその日のうちに申請書を再提出したと私は信じている。いくらなんでもそれからしばらく放置していたということはないと私は信じている。信じているよー。


で、その時点ではまったく心配などしていませんでした。4/7に就労許可証の発給基準が改正されたものの、そうやら更新には適用されないようだし、しかも去年の新規の就労許可証が1ヶ月で届いたという実績もある。しかも労働省のホムペには「ビザの更新は前もって(例えば6週間前)に申請すること」とわざわざ但し書きまでつけて6週間といっている(少なくとも当時は言っていた)。


まったく矛盾極まりないのだが、こう書きつつ、その真下には「現在ビザの発給には8週間かかっています」と書いてある(さすがはアイルランド)。つまり「遅くとも6週間前に申請してね。でも8週間かかるよ」という訳のわからんことを言っているわけ。いずれにせよこの時点でまだ9週間あり、どう考えても問題になるとは思えなかったので。


で、しばらくビザのことなどすっかり忘れて、時間は5月の半ばへと飛ぶ。ここで私はとんでもない大チョンボをしてしまうのだが、この話はまた明日。




おまけのミニコメディ


数週間前。ジムに行った帰りのお話。ジムの隣にあるSPAR(コンビニ)の前を通りかかったのだが、この日はなぜか天気が良く、まさにジムに行って3歩歩いて10000歩逆噴射状態だが、アイスクリームを食べずにはいられなくなった。で、マグナム(これがまた高カロリーでうまいんだなっ)バーを買ってレジへ。


レジの兄ちゃん、名前こそ知らないものの完全な顔見知り。私も冗談で


私:「ジムに行った後でアイスクリーム。何のためにジムに行ったんだか」


と言うと、レジの兄ちゃんは笑って


兄ちゃん:「さっきもジム帰りのすんげえイケてるねえちゃんが来たんだよね。(いかにいけてる姉ちゃんかを説明しはじめるがカンケーないので略)買うものも、スポーツドリンクに低カロリー・カルシウム入りのシリアルバー。で、それだけだと思ったらカウンターに来て言うんだよ」


私:「なんて?」


兄ちゃん:「『マルボロライトも一箱ちょうだい』って。いったい何のためにジムに行ってんだか」(兄ちゃん爆笑)


…こういう冗談が店頭で言えるアイルランド好きです。どこかの国は電車の運転手があぐらをかいているだけで問題になるのに比べて、こちらの運転手はあぐらどころか子供を運転席に乗せてバスを運転してたりしてもお咎めなし。まあ、どちらがいいのかは一言では語れませんが、この力の抜け具合、少なくとも私の性には合ってます。…ビザの更新等のまじめな問題を除けばね。


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