なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年10月17日(木) |
急に真顔でニース条約について語る |
私は本当にあさってから日本に行くのでしょうか。かなり素朴な疑問です。まあ荷造りをしていないのはいつものこととしても、お土産も買わずオフ会の場所も決定してない。
…やばい、とようやく思ったのは今朝のお話。で、急にオフ会の会場探しを始める。今回のオフ会の基本コンセプト「お金を使わない楽しいオフ会」オフ会に参加してくださるという奇特な方々との親交を深めたい。で、親交を深めるためにお金を使わねばならない…というはずはなく。
で、日本の飲み屋はなぜか料理も頼まねばならない。「取り合えずビール」のあとは料理の注文をしなければならない。挙げ句に一口サイズの漬物を「お通し」などと称して300円だかを取る。それはいかん。
…と言うわけで、私はアイリッシュパブならそんなことはないだろうと思い新橋にある某アイリッシュパブ(1軒しかないのでバレバレですが)に目星をつけて電話をしてみる。むろん会社の電話から。
「あーテーブルの予約はお料理がないと受付できませんねえ」
…そんなー。
で、インターネットでアイリッシュパブの検索をかけると出てくる出てくる。いつこんなに増えたの?私が八王子に住んでいた当時は八王子にアイリッシュパブなんかなかったのに八王子にも1軒。新宿池袋は当然として、銀座に大崎に天王洲アイルに至るまで。巷でアイルランドが静かなブームって本当なのかな?
で、見つけました。某アイリッシュパブ。テーブルだけの予約も歓迎のところ。で、外の参加者の方から特に意見がなければここにしようと思っています。まだ参加希望のメールをだしていない方。最後のチャンスですよ。「掲示板にも顔を出したこともなければメールを書いたこともない」という方も参加されます。東京近郊にお住まいの方はどうぞお気軽に。
それにしてもアイリッシュパブに電話をかけながら思った。なにが悲しくて私はアイリッシュパブの本場というか本拠地ダブリンから東京のアイリッシュパブに電話しているのだろうかと。電話の向こうではそんなことはまさにつゆ知らずなんだろうなあ(そりゃそうだわな)。
話はぶっ飛びますが、今週数通の「リンクしました」メールをいただきました。本当にありがとうございます。その中の一つになぜか
地球の歩き方ホームページ
も含まれておりまして。ありがたいことです。…がなんか私過去の日記に地球の歩き方の悪口を散々書いたような気が…。大丈夫かな。このページアイルランドの基本情報,人口だとかコンセントの形だとかそういうものを調べるのにはまったく役に立たないページなのにいいのかな。
アイルランドの基本情報といえば、今週の土曜日にまた国民投票があります。この国、なんとなく年に1−2度の割合で国民投票をしている気がするのですが。で、今回のお題は「ニース条約」
むりやり1行に内容を圧縮すると、ニース条約は、「EUの拡大の是非を問う国民投票」もしこれが批准されると、EUの加盟国の総意として、東欧諸国のEU加盟が承認される。実はこのニース条約にゴーサインを出していないのはアイルランドだけらしく。つまり、今回の国民投票で否決されるようなことがあれば東欧諸国のEU加盟が少なくとも2年かそれ以上遅れ、つまりはEUの行く末にも大きな影響を及ぼすわけ。
で、マスコミの事前調査によると、このニース条約には賛成4割。反対2.5割。未決定が3.5割という割合らしい。つまり賛成派が圧倒的有利。マスコミは「流動表の行方によってはまだわからない」なんて言っているが、まあ間違いなく賛成が多数となると思う。
でもねえ。この条約の是非は置いておいて、私はこの国民投票自体がずるいと思う。このニース条約に対する国民投票、実は2年前にも行われており、この時は僅差で反対が賛成を上回ったのだ。で、慌てた政府が「じゃあもう1回やろう」ということで今週末の投票になったわけ。
これってずるくないですか?ボクシングの試合、負けたからって、勝つまで勝負を申込んだらそりゃいつかは勝つでしょう。反対派の人には「やり直し」が効かないのに、賛成派の人には効く。これではいつかは賛成派の人が勝つに決まっています。しつこいですが条約の是非は置いておいて、その上にで言わせてもらうと、今回の国民投票はずるいと思う。賛成派は「前回の国民投票は議論が足りなかった」なんて言っていますが、政治家の思惑通りに事は運んでおらず、国民のレベルの議論はあまり盛り上がっていないような気がします。
私自身、まだどっちがいいか決めていないんですよね(…ちゅうか投票権ないけどさ)。賛成派反対派とも「賛成(反対)すれば雇用が増えて景気が好くなる」と言っているし。
注目の投票は土曜日です。
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