なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年06月07日(金) |
こんなやり方で誰が払うんだボケッ!…資源ゴミ回収料 |
去年の8月からダブリンで他の国に遅れること10年あるいはそれ以上ながら「資源ゴミの回収」が始まりました。それ自体はすごくいいことです。はい。
写真の(以前の日記の使いまわし写真)緑色のごみ箱にリサイクルできそうなものをすべてぶち込んで月に一度回収に来るという、いいかげんなアイリッシュが考え出したいい加減な回収方法。まあこれがまたヌケてまして…。こういう回収方法をするもんだから、まずビンが回収できない(割れたら危ないとかそんな理由だと思う)。で、牛乳の紙パックなんかも回収対象外。要は、カンとか、新聞くらいしか回収するものがないわけで。
で、これに「週に2ポンド!」という触れ込みで、年間130ユーロ程度の回収料を取るらしい。こんな間抜けな回収方法だし、放置しておいたら、うちの住人の一人が私に
「ねえ、こんな手紙がどこからともなくでてきたんだけど…」
と渡された手紙。そこには…
督促状
何度も催促しているのにゴミの回収料を支払わんとは不届き千万。 あと10日以内に支払わなかったら訴えるけんね。
ダブリン県
と書いてあった。
私:「で、いつこの手紙を見つけたの?」 同居人:「今日だけど、手紙はだいぶ前に来てたらしい」
で、手紙の日付を探すが…日付が書いてない。封筒にも消印はない。「あと10日以内」っていつから10日以内やねん?この手紙が来たのは多分推定数ヶ月前と思われ、この手紙の通りなら私は今ごろ裁判所に行っているはずなのだが…。
で、よく見ると、前に来た「請求書」と金額が全然違う。「延滞損害金」とかそういう次元ではなく、まったく違うのだ。で、しかも、いつからいつまでの請求かもわからない。…つまり、まともな督促状の体をなしていないわけ。
で、別の同居人がダブリン県に電話してみた。
電話の向こうのおばさん:「ああ、それは、去年の1月からの請求よ。で、あなたがたは去年と今年の2年分を払わなきゃいけないわけ。」 同居人:「回収は去年の秋から始まったと思うのですが」 おばさん:「でも請求は去年の1月からなの」
こらこらこら。なんで受けてもいないサービス8ヶ月分の請求をあんたは平気でするねん?
同居人:「でも回収は去年の秋からで」 おばさん:「でも請求は去年の1月からなの」 同居人:「でも回収は去年の秋からで」 おばさん:「でも請求は去年の1月からなの」 … … … 永劫回帰 … … … 同居人:「でも回収は去年の秋からで…文句があるならComplain Letterを書いてちょうだい。ああ、そうそう、あなたの顧客番号は何番?」
住所も名前も名乗ってるのにそれも分からんのかい!
結論。請求書の更なる放置が確定。あと3年くらい放っておいても何の問題もなさそうです。
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